タレントでカンボジア男子代表の猫ひろし(39歳・本名の滝崎邦明で出場)が、初の五輪のマラソンを2時間45分55秒で完走した。 出場した155選手のうち、完走した140選手のなかでは「ビリ2」の139位でのゴールインだったが、ゴール直後の「ニャー!」を含めたパフォーマンスに観客は大熱狂。カンボジアコールや「カンピオン!(チャンピオンだ!)」という昨日金メダルを獲得したサッカーブラジル代表が受けたコールを猫に送った。 朝9時半のスタート時は雨。かなり大粒の雨が会場のサンボドロモを叩きつける中、一斉にスタートした。最初のカーブのところに陣取った記者だが、猫の姿はおろか日本人選手の姿もなかなか見つけられなかった。あっという間に先頭集団が通りすぎる。体格の大きな選手たちがどんどん走り抜けていくが、まったく姿が見えない。しかし、最後の最後、大きな体の選手に隠れるように現れた身長147cmの小さな猫の姿