TBS系で放送された「まんが日本昔ばなし」で20年間にわたり声優を務め、演技派女優として活躍した市原悦子(いちはら・えつこ)さんが12日午後1時31分に心不全のため都内の病院で亡くなった。82歳。昨年12月に盲腸となり、正月5日から入院していた。平成最後の年に、多くの人に愛され、親しまれた女優がまた1人、この世を去った。通夜は17日午後6時、葬儀は18日午前11時から、いずれも東京・青山葬儀所で営まれる。 ◇ ◇ ◇ 市原さんは16年11月に自己免疫性脊髄炎のため都内の病院に入院。以降、入退院を繰り返し、芸能活動もセーブしていた。 昨年12月初めに体調不良を訴えて、検査を受けたところ、盲腸と診断された。その時に、うみが出るなどの症状があったが、投薬治療などで回復し、12月30日に退院し、いったん自宅に戻った。大みそか、正月は自宅で過ごしたが、5日の夜中に再び苦しみだし、別の病院に入