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前の記事 米軍の機密情報漏洩者:「完全監視」生活 「量子もつれは時間も超越」:研究論文 2011年1月24日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Lisa Grossman Image: flickr/Darren Tunnicliff 奇妙な量子物理学の世界において、互いに相関を持つ2つの粒子は、たとえ何マイルと離れた距離にあっても、同じ運命を共にする。量子もつれと呼ばれるこの不思議な現象について、距離だけでなく、時間的に離れている粒子どうしでも互いに相関を持ちうることを、このほど2人の物理学者が数学的記述によって示した。 「ある量子状態を、途中の時間を飛ばして未来へと"送る"ことが可能だ」と、今回の研究論文の主執筆者である、オーストラリアのクイーンズランド大学の量子物理学者S. Jay Olson氏は話す。 通常の量子もつれに
宇宙ごみにとりつける「導電性テザー」を持つ日東製網の尾崎浩司さん=広島県福山市、吉田写す 人工衛星の残骸など、地球の周りに増え続けて問題化している「宇宙ごみ」に、長さ数キロの「網」をつけて大気圏に突入させ、燃やしてしまおうという試みが、広島県の老舗漁網メーカーと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の間で進められている。 昨年創業100周年を迎えた「日東製網」(福山市)がJAXAと共同開発中の「宇宙ごみ除去システム」。 まず、金属で編んだ長さ数キロの「導電性テザー」と呼ばれる細長い網を「捕獲衛星」に積み、ロケットで打ち上げる。軌道に乗った後、衛星のロボットアームを使って宇宙ごみに網を取りつけ、アームの先端を切り離す。 網は地球のまわりを周回することによって電気を帯びる。これが地球の磁場と影響し合って、徐々に高度を下げさせる力となり、大気圏にごみごと再突入して、最終的に燃え尽きるとい
前の記事 日本の急速充電規格『チャデモ』、米国で大規模採用 プリオン:空気感染は「非常な少量でも致死」 2011年1月18日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Dave Mosher Image: Flickr/Darin House – MOmilkman 空気中に噴霧された『プリオン』にほんの短時間さらされただけで、マウスが100%の確率で死亡する可能性のあることが、最新の研究によって明らかになった。 「これまでは、プリオンは空気感染しないと考えられて来たので、われわれは非常に驚いた」と、研究チームの一員でチューリッヒ大学病院の神経病理学者であるAdriano Aguzzi氏は述べている。研究は1月13日付けの『PLoS Pathogens』に発表された。 ほとんどの感染症は、遺伝子を用いて自らをコピーする細菌またはウイルス
by ThisIsIt2 我々は自分の意思を伝えるのに言葉や文字を使いますが、自由に言葉や文字が使えない人はなかなかスムーズに意思を伝えることができません。もちろん、そのような人のサポートのために色々な手段が用意されてはいますが、操作性に難があったり、装置が大がかりで高価だったりすることがあります。 独立行政法人産業技術研究所(産総研)では、これを解消すべく、脳波を用いて脳内の意思を解読し、意思伝達を行う「ニューロコミュニケーター」を開発しました。これ自体は2010年春に完成しており、2013年に発売される予定となっていましたが、早く利用したいという問い合わせが相次いだことから、計画を繰り上げ、2011年夏ごろに発売されることになりました。 詳細は以下から。 産総研:脳波計測による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」を開発 全身の筋肉が衰える「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」などの病気や
【クローン技術】 剥製から絶滅のニホンオオカミ復活へ…神戸・理研が挑戦 1 名前: バスクリン(香川県):2011/01/02(日) 00:56:57.04 ID:GDB/kxsx0 ?DIA 絶滅のニホンオオカミ復活へ 神戸・理研が挑戦 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)の若山照彦チームリーダー(43)が、世界で初めて凍結保存されていたマウスの死骸からクローンを作った技術を生かし、約100年前に絶滅した ニホンオオカミのはく製からクローンを誕生させることを目指している。準備段階として、はく製のように乾燥させたマウスの毛皮から細胞の核を取り出す実験を進め、実現へ一歩ずつ近づいている。 若山リーダーは2008年、16年間凍結保存されていたマウスの死骸の脳細胞からクローンを作ることに成功。凍結死骸からは世界初となり、体細胞が死んでも核の遺伝情報が残っていれば、絶滅
超微細(ナノ)技術を駆使して、レアメタルのパラジウムそっくりの性質を持つ新合金を作り出すことに、京都大の北川宏教授らが成功した。元素の周期表で両隣のロジウムと銀を材料に、いわば「足して2で割って」、中間のパラジウムを作り出す世界初の手法で、複数のレアメタルの代用品の合成にも成功、資源不足の日本を救う“現代の錬金術”として注目されそうだ。 ロジウムと銀は通常、高温で溶かしても水と油のように分離する。北川教授は、金属の超微細な粒子を作る技術に着目。同量のロジウムと銀を溶かした水溶液を、熱したアルコールに少しずつ霧状にして加えることで、両金属が原子レベルで均一に混ざった直径10ナノ・メートル(10万分の1ミリ)の新合金粒子を作り出した。新合金は、パラジウムが持つ排ガスを浄化する触媒の機能や水素を大量に蓄える性質を備えていた。
2010年12月12日 油の生産効率が従来の「10倍」の藻を発見 1リットル当たり800円→50円に 従来の10倍以上の生産効率で油を取り出すことができる藻の仲間を筑波大学の研究グループが新たに発見したと発表することになり、バイオ燃料としての実用化に弾みがつくと期待されています。 筑波大学の渡邉信教授の研究グループによりますと、「オーランチオキトリウム」という藻の仲間で、沖縄県で採取されたものの中に油を大量に生成する個体が見つかったということです。これは、研究グループがこれまで研究してきた藻に比べて油の生産効率が10倍以上に当たるということです。 藻を使ったバイオ燃料の開発を巡っては、ほかの植物などに比べ生産効率が高いものの、1リットル当たり800円程度かかるため、コスト削減が課題でした。しかし、今回発見された藻の仲間を使うことで、1リットル当たり50円程度で生成できる見込みだというこ
大阪大大学院医学系研究科(大阪府吹田市)の不二門尚(ふじかどたかし)教授(感覚機能形成学)、神田寛行助教らの研究グループは、網膜の異常で失明した「網膜色素変性症」の患者の網膜を、微弱電流で刺激し、視力を回復させることに成功した。 6人中5人で効果が確認され、目の代わりとなる小型カメラでとらえた光の動きを追うことができた人もいた。国内で「人工視覚」の成功例は初めて。不二門教授は「数年以内につえなしで歩けるようにしたい」としている。 目の構造をカメラに例えると、角膜、水晶体がレンズ、網膜がフィルムにあたる。健康な人が見た映像は、電気信号に変換され、網膜、視神経を経て脳の視覚野に送られ、「見える」ようになる。しかし、網膜色素変性症になった人は、網膜の視細胞が徐々に消失するため、信号が視覚野へ届かなくなって光を失っていく。 不二門教授らは、患者の網膜の外側の強膜の中に、刺激電極のチップ(7ミリ・メ
【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 2010年10月29日:脳にまつわるお得な話!あなたの脳も目を覚ます!?「たけしのニッポンのミカタ!」 – テレビ東京 「脳トレ」に効果なし:英国での大規模な疫学的調査がもたらした結論と今後の展望(追記5件あり) / 「治療は結果が全て」というのなら医学的に信頼できる疫学調査を実施すべきであって、代わりに詭弁を弄するというのはおかしい(追記3件あり) – 当blog 実は以前から(テレ東ラブ派としては)番宣をちらちら見ていたので把握はしていたのですが、気がすすまないながらも見てみました。それが「たけしのニッポンのミカタ!」。何で気がすすまなかったかといえば、「脳トレ」のK氏が出ると知っていたから。 ところが、見ていてびっくり。何と、『脳ブームの迷信』でまさに「脳トレ」とそれを喧伝するK氏の姿勢を批判しておられる藤田一郎先生までもが登場されている
前の記事 「5000万年前の昆虫」700種以上を発見 何でもつかめて操作できる、新発想のロボット(動画) 2010年10月27日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Laura Sanders Video:Vimeo.com/John Amend 指は無いのに、どのような形でもつかむことができるうえ、水を注ぐ、ペンで書くなどの動作もできるロボットが発表された。全く新しい発想で作られている。 動画にあるシンプルなロボットは、コーヒーかすと電気掃除機で作られているが、コーヒーかすに限らず、クスクス[小麦粉から作る粒状の粉食]や砂といった他の粒子も利用できると、研究チームの一員であるシカゴ大学のEric Brown氏は述べる。研究論文は、オンライン版の『Proceedings of the National Academy of Sci
ベーキングパウダーに含まれるアルミニウムによって、幼児ではアルミニウムの過剰摂取につながる場合があるということが東京都健康安全研究センターの調査で判明したと朝日新聞が報じ、話題になっています。膨張剤のアルミ、幼児ご用心 ホットケーキ1枚で基準超 ホットケーキやパウンドケーキを週に1個食べるだけで、幼児ではアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があることが東京都健康安全研究センターの調べでわかった。アルミを含む膨らし粉(ベーキングパウダー)が原因らしい。神経系などに影響を与える可能性があり、摂取量を減らす対策が必要としている。朝日新聞 2010年10月26日 この件に関してわかる範囲内で調べてみました。なお、食品安全情報blogのid:uneyama 様には資料の紹介など多大なご協力をいただいております。*1 忙しい人のために3行で アルミニウムは特殊な例をのぞくと毒性は問題ない。アルツハ
前の記事 10億円級、エキサイティングな生物学デジタル教科書(動画) Twitterで株式市場を予測:「86.7%の精度」 次の記事 台所で生じる「ホワイトホール」:物理学者が検証 2010年10月22日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Lisa Grossman Image: Wikimedia Commons 台所のシンクに蛇口から水を落とすとできる「輪っか」は、ブラックホールの時間反転解であるホワイトホールと同じ物理法則を体現していることが、このほど初めて実験によって証明された。 蛇口から出た水流が、シンクの底の平らな表面にぶつかると、水は薄い円盤状に広がり、その周囲では水が盛り上がって円盤の境界を形成する。このように水が急に盛り上がる現象は跳水(hydraulic jump)と呼ばれる。 物理学者はこの跳水について、も
謝辞 自分ではてなブックマークでアナウンスしといてなんですが、多くの方に読んでいただいてありがとうございます。また、好意的な反応が多いようで恐縮しております。そしてこれを読んでいただいているということはまた訪問していただいたということだと思いますが、物好きですね(笑)。ありがとうございます。nilさんより優生学についてのコメントをいただきましたが、これはとてもsensitiveな問題でもあり、時間のあるときに書いてみようと思います。現在のところゲノム研究している私の意見としては、「正常なゲノム」なるものを有する人間などおらず、もし「劣った遺伝因子を持つものを淘汰せよ」と言おうようなら、全世界全人類がその対象になるだろう(言いだしっぺも含めて)というものです。しかしこれはもうすこしきちんと数学的に考える必要がありそうです。 少し補足 前回の記事の要点は、報道そのものはもちろんだが、それに対す
【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 脳について意外と知られていない15の豆知識 – GIGAZINE 15 Things You Didn’t Know about the Brain – Online Nursing Program 何かはてブでブクマが伸びてる記事があるなぁと思ったらこの記事ですよ。 まぁ世の中懲りずによくやるわと思いますね・・・取り上げる方も取り上げる方だと思いますが。もっとも翻訳しただけのGIGAZINEには何の責任もないはずですので、あくまでもその記事内容の方を色々論ってみようと思います。 基本的に、15項目挙げられたもののうち専門家の視点で見ると2, 6, 9, 13, 14に問題があります。中には「どう見ても神経神話(neuromyth)」と断言できるものもあれば、グレーゾーンかなぁ・・・というものもあります。ただいずれにせよ、科学的結論の出ない代物
当たり前だと思っている「自由」だけど、実は流れに逆らってでも守らなきゃいけないもの、なのかもと考えさせられます。 コロンビア大学教授のティム・ウー氏が、書籍『The Master Switch: The Rise and Fall of Information Empires』を発表しました。その中でウー氏は、20世紀に生まれたさまざまな情報技術には、ある共通の「サイクル」が見られると主張しています。 彼によれば、革新的な情報技術は、誕生当初は誰もが自由に使えるのに、ある段階から市場をコントロールしようとする企業が現れます。やがて技術は中央集権化され、一部の企業が「マスタースイッチ」を握るような状態になってしまうのです。ウー氏は、オープンなプラットフォームと言われるインターネットも、実際はそんなサイクルの上にあるのではないかと問題提起しています。 ウー氏の指摘した「サイクル」は、たとえばア
前の記事 どのタブレットを選ぶか:購入時のチェック点 「情報中毒」と「好奇心のパラドックス」 2010年11月30日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Jonah Lehrer 画像はWikimedia われわれはなぜ、日曜日にもメールを頻繁にチェックし、Facebookのようなソーシャルサイトを1日に100回もチェックせずにいられないのだろうか? 新しい事実を知ることがなぜ喜びになるのだろうか。脳にとっては、情報もまた報酬刺激、すなわち神経伝達物質[この場合はドーパミン]の放出をもたらす興奮性の刺激の1つだからだ。 以下、情報は中毒になるということを論じた、Slateのコラム(筆者はEmily Yoffe氏)から引用しよう。 「ドーパミン神経系は、飽きるということを知らない」と、ミシガン大学の心理学教授、Kent Berrid
遅刻魔の原因と対策が少し、わかりました。 正確な時間を知るには、腕時計にしろ携帯にしろ、何らかの時計が欠かせませんね。でも、たとえば「1時間」の経過くらいは時計なしでも正確にわかってもよさそうなものです。この問題は、人間が複数のことを同時処理できる能力にも関係しています。さらに、コーヒーと時間の経過の関係も明らかになってきました。神経科学の研究によって、脳がどのように時間を認識するのか、またはしないのかがわかってきたのです。 ありがちなことですが、この前私は記事を書き上げようとしていて、5分ばかり経ったかな、と思ったら25分も過ぎていました...。あああ、ランチミーティングの予定が入ってたのに。私はレストランに向かう間、サンフランシスコの異常にきつい坂道を駆け下りながら、これまで100万回も繰り返してきた自問自答をしていました。なぜ私はいつも遅刻してしまうんだろう、と。 そして今回こそ、こ
驚きの種明かし…どうやって釘を刺したのか不思議な木片(動画) こちら、木から削り出した一個の繋がった木片だそうです。 とすると、どうやってこの釘を刺したのか不思議になりませんか? 驚きの種明かし映像をご覧ください。 まずは、お湯でぐつぐつ煮てから圧力をかけるときの縮み具合にビックリ。 さらに再び煮込むと、何も無かったかのように綺麗さっぱり元に戻って2度ビックリ。 木造建築が千年以上保つのも納得の生命力ですよね。 楽しい工作シリーズ No.89 歩くティラノサウルス工作基本セット (70089)posted with amazlet at 10.11.19タミヤ (2009-06-23) 売り上げランキング: 9771 Amazon.co.jp で詳細を見る 関連記事なにこれ不思議…ケータイでプロペラの映像を撮影したらブーメランのようになった(動画)見れば見るほど悔しい…ナットの穴に鉛筆を通
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