The Debian projectは7月6日、最新のメジャーリリースとなる「Debian 10 (buster)」をリリースした。ディスプレイサーバーとしてWaylandがデフォルトとなったほか、セキュリティ面でも強化が加わった。 2017年6月に公開したDebian 9 (stretch)に続くメジャーリリース。25ヶ月の開発工期をかけたもので、サポート期間は5年。Linuxカーネルは4.9系を採用している。 ディスプレイサーバーはXorgに代わってWaylandがデフォルトになった。Waylandはシンプルかつモダンな設計であり、セキュリティ面でのメリットがあるとしている。Xorgも継続してデフォルトで提供され、デフォルトのディスプレイサーバーとして選択できる。 Debianでは「Reproducible Builds」として異なる環境でも同じバイナリを再生成できる仕組みの構築を進め