サイバーエージェントは1月23日、2018年4月以降に新卒入社するエンジニアを対象に、一律の初任給制度を撤廃すると発表した。個々人の能力に応じた給与体系に変更し、評価は独自基準で行うという。 近年、ネット産業では若手エンジニアのスキル向上が目覚ましく、一律で定めた基準では正しく評価できなくなったとしている。「会社の技術力を向上させ市場競争力を高めるべく、能力別給与体系を構築した」(同社) 高度な技術や実績、成果を持つ学生を対象にした「エキスパート認定」制度も導入。査定対象は、技術的スキルや実績、AIなどの要素技術研究成果、執筆論文、同社での就業経験(インターン、アルバイト)など。研究の将来性や事業との相乗効果などを鑑み、独自の基準で評価する。