ブックマーク / honz.jp (18)

  • 物語はいかに、どれほどこの世界に影響を及ぼしているのか──『物語創世──聖書から<ハリー・ポッター>まで、文学の偉大なる力』 - HONZ

    物語はいかに、どれほどこの世界に影響を及ぼしているのか──『物語創世──聖書から<ハリー・ポッター>まで、文学の偉大なる力』 物語とは、いったいどれほどの力を持っているのか? ギルガメッシュ叙事詩や『イリアス』のように、時に偉大な物語は人々の文化の「基盤」となって、行動や思考に大きな影響を与えることがある。 基盤テキストとはなにか 書では、そのような世界に対して強い影響力を持つ物語のことを「基盤テキスト」と呼称している。その格好の一例は聖書だ。たとえば、アポロ計画二度目の有人宇宙飛行ミッションにあたるアポロ8号が、月の周回軌道を回っている時に、聖書の『初めに、神は天地を創造された』から始まる10節を、何十億もの地球の人々へ向けたメッセージとして読み上げた。 しかし、アポロ八号が教えてくれた最も大事なことは、聖書などの基盤テキスト(foundational text)がいかに強い影響力をも

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    tn5589 2019/06/26
  • 『ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書』で科学の基盤をより確かなものにする - HONZ

    世界は数字であふれている。政治家の支持率から健康品が病気のリスクを下げる確率まで、ニュースや広告を介して、新たな数字が次々とわたしたちに届けられる。しかしながら、その数字がどのようにつくられ、どのような意味を持つのかを真に理解することは容易ではない。特に、数字の送り手に悪意がある場合には注意が必要だ。50年以上前に出版された世界的ベストセラーの『統計でウソをつく法』で知られるように、統計を恣意的に用いれば、多くの人を欺くことはそれほど困難ではないのだ。 それでは、きちんとした科学研究室・大学によって裏付けられたデータならば無条件で信用できるのだろうか。そうではない、と統計学の講師でもある著者のアレックス・ラインハートはいう。科学者たちに悪意があり、統計学を歪めて使用しているわけではない。科学者たちもまた、わたしたち一般市民と同様に統計学をきちんと理解していないというのだ。 科学者は、統計

    『ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書』で科学の基盤をより確かなものにする - HONZ
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    tn5589 2017/02/23
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    前代未聞!!女装した少年が悪と戦う少年漫画!『ボクらは魔法少年』... 2018年09月19日 2018年9月19日(水)に発売した「週刊ヤングジャンプ」コミックスの中から、日はマンガ新聞編集部イチオシのタイトルをお届けします!

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    tn5589 2016/04/16
  • 『超ひも理論をパパに習ってみた』 - HONZ

    「シャープペンシルを使って文字を書くためにはどんな力が必要ですか?」と質問されたら、あなたはどのように答えるだろうか。 シャープペンシルを持って動かすための筋力、芯が紙を滑ることで作られた黒鉛の粉を紙の繊維のなかに残すのだから摩擦力、文字を書くのだから思考力も必要だ、などと答えるのではなかろうか。 しかし、世界中の物理学者に同じ質問をすると全員から同じ答えが返ってくるはずだ。それは電磁気力である。物理学者たちにとって力は4種類しかないからだ。重力、電磁気力、弱い力、強い力である。 筋力も摩擦力も脳の働きもすべて 電磁気力が引き起こした現象である。いろいろな原子をまとめて水やタンパク質などの分子を形作るのは電磁気力だし、その分子同士がどう結合し動くかも電磁気力によって決められる。それでは他の3つの力は何を意味しているのだろう。 重力については説明する必要はないだろう。宇宙で無重力状態を体験す

    『超ひも理論をパパに習ってみた』 - HONZ
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    tn5589 2015/04/29
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    『腸よ鼻よ』11指腸 2018年09月29日 澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島――沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。 漫画家を志し、いずれは大都会東京での タワーマ...

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    tn5589 2014/05/26
  • 『できる人はダラダラ上手』-編集者の自腹ワンコイン広告 - HONZ

    『できる人はダラダラ上手』-編集者の自腹ワンコイン広告最新の脳科学で解明される「何もしないこと」の効用! 仕事で行き詰まったとき、気分転換に散歩したり、ちょっと休んでダラダラしているうちに、よい方法がひらめく――。書は、誰しも思い当たる、この体験を脳科学や複雑系、心理学などから科学的に解き明かそうとした意欲的な作品です。 北欧出身で脳神経科学を研究する著者のアンドリュー・スマートは、人間が休息しているときに活性化する「デフォルトモードネットワーク」という脳機能の研究に着想を得て、「何もしないこと」の効用を探っていきます。 デフォルトモードネットワークは、「脳のオートパイロット機能」とも呼ばれ、飛行機の操縦にたとえられます。何もせず脳を休ませるとその機能が作動し、脳内ネットワークが自律的につながり、新しい発想の世界へと導いてくれるのだとか。何やら謎めいていますが、自己組織性や複雑系に関心が

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    tn5589 2014/05/23
  • 【追悼:谷口ジロー】海外で圧倒的に賞賛される漫画家・谷口ジロー 『「坊ちゃん」の時代』 | マンガ新聞

    ※この記事は2017年2月12日にマンガHONZ(運営:株式会社マンガ新聞)にて掲載した記事の転載になります。 レビュアー:佐渡島 庸平 フランスやイタリアで最も有名な漫画家といえば、谷口ジローである。谷口ジローの作品は、多くの人に読まれているので、フランスのエンターテイメント小説の中の描写に普通に出てくるし、『遥かな町へ』という作品は、べルギーで映画化されている。ヨーロッパでは日漫画家といえば、谷口ジローで、ルイ・ヴィトンとのタイアップなども行っている。 世界は圧倒的に、谷口を賞賛しているが、日ではどうか? もちろん漫画業界で、知らぬ人はいないし、漫画家を目指す人の中で谷口の影響を受けている人は多い。しかし、海外の評価が逆輸入されることもなく、商業的な大ヒットはあまりない。 日国内で谷口を知っている人は、『孤独のグルメ』の作家としてだろう。ドラマ化もされ、国内でもっとも売れた作品

    【追悼:谷口ジロー】海外で圧倒的に賞賛される漫画家・谷口ジロー 『「坊ちゃん」の時代』 | マンガ新聞
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    tn5589 2014/03/11
  • 1冊10分で読める本の要約サイト「flier(フライヤー)」 – HONZ

    の要約サイト flier(フライヤー) 私たちのサービスは、「読書体験を豊かにするディスカバリーサービス」と銘打っています。のタイトル数が年々増えていく中で、良書に出会うことはますます難しくなっています。そんななかで、の要約を読むことでその世界観を気軽に味わうことができれば、優れた書籍に出会いやすくなる、というサービスと位置づけているのです。 しかも闇雲にを紹介するのではなく、キュレーターによって紹介するを厳選し、雑誌のようなインターフェースで提供することによって、いままでにあまり興味が湧かなかった人にも読みやすい内容になっています。 創業に至るストーリー 私たちはなぜ「の要約サイト」を立ち上げたのか。まずはそこからお話ししたいと思います。 起業の報告をしたとき、たくさんの人から聞かれたのが「いつから考えていたの?」という質問です。創業メンバーの三名は経営コンサルタントだった

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    tn5589 2013/11/30
  • 『異端の統計学 ベイズ』 "信念"を数字に - HONZ

    書は、「ベイズ統計」の歴史について述べただ。「ベイズの法則」は、迷惑メールの振り分けや商品のおすすめ表示などの様々な分野に応用されている手法である。書はそれを、このように説明する。 ベイズの法則は、一見ごく単純な定理だ。 いわく、「何かに関する最初の考えを、新たに得られた客観的情報に基づいて更新すると、それまでとは異なった、より質の高い意見が得られる」 この定理を支持する人からすれば、これは「経験から学ぶ」ということをエレガントに表現したものに他ならない。 この法則がキリスト教長老派のベイズ牧師によって発見されたのは古く、1740年代である。ヒュームの懐疑主義が神のデザインに疑義を申し立てた時代に発見された、起きた結果から原因を推測する手法であった。以来現在に至るまで、この法則は数奇な遍歴をたどる。書の原題は“TheTheory That Would Not Die”、200年の不

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    tn5589 2013/10/29
  • 『TEDトーク』プレゼン本の新しい定番書が誕生! - HONZ

    もしあなたがTEDのステージに呼ばれたとしても、このを読んでおけば大丈夫!あなたはサー・ケン・ロビンソンのような素晴らしいプレゼンをこなすことができるでしょう。えっ?TEDのステージに立つ機会なんて私にはないって?いやいや、そんなことはわかりませんよ。TEDのステージでプレゼンをする人には2種類のタイプがいるのですから。 第1のタイプは偉業を果たした人達、あるいは並外れた才能に恵まれた人たち。きっとあなたがイメージするTEDのプレゼンターというのはこちらのタイプの人だと思います。では第2のタイプはどうでしょう?第2のタイプは自分の身に起こった驚きのストーリーを語ってくれる人たちです。そう、あなたや私と同じように、どこにでもいる人たちなのです。 自分の身に起こった驚きのストーリーなんて持ってない?そんなことはないでしょう。大人になっているからには、恋愛や失恋のひとつやふたつは経験していると

    『TEDトーク』プレゼン本の新しい定番書が誕生! - HONZ
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    tn5589 2013/07/18
  • 『かぜの科学』 ジェニファー・アッカーマン - HONZ

    避難所では風邪が流行しているようだ。避難している方々は、国立感染症研究所等が情報提供をしているので正しい情報を入手して欲しい(http://bit.ly/e9Eim9)。 風邪ウイルスの感染拡大の源は、風邪にかかった人の鼻からの分泌物に含まれるウイルス粒子。大半の風邪ウイルスの場合、鼻と眼が主たる侵入口となる。ウイルスが侵入口に辿りつく経路は未だ解明されていないものの、空気感染説よりも接触感染説の方が有力だ。風邪の代表的な原因ウイルスであるライノウイルスは空気中で長く生きながらえることができないからである(一方、インフルエンザウイルスは空気感染が確認されている)。 風邪の病原菌を避ける最適な方法は実に簡単である。ウイルスの接触感染を防げばいいので、手を洗い、顔を触らなければ良い。後者は止めるのが難しい癖であろうから、前者の手洗いを徹底するのが良いだろう。洗面台と石鹸が手近にない場合は、アル

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    tn5589 2013/04/23
  • 『スタンフォードの自分を変える教室』≒意志力の科学 - HONZ

    このレビューの最中はシロクマのことを考えないようにしてください。 そんなことを言われなくても、シロクマのことなんて普段から意識したことないし、考えたことなんてないよ。と、読んでいる人の大半が思っているに違いない。それならなおのこと、シロクマのことを考えないで、この先のレビューを読み進めてください。 このはスタンフォード大学の人気講座である『意志力の科学』をもとに作られたである。このが発売以来飛ぶように売れている。そんなにみんな自分の人生を変えたいと思っているのだろうか?などといいながら、自分も買って、こうしてレビューを書いているのだから、人のことは言えないのだけれども……。 『スタンフォードの自分を変える教室』 というタイトルをみると、ただの自己啓発書のような感じがするが、このはそうではない。原題は『The Willpower Instinct』直訳すると「意志力の能」だろうか。

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    tn5589 2012/11/02
  • 『出ない順 試験に出ない英単語』新刊超速レビュー - HONZ

    世の中には真の意味で、役に立たないというものがある。あらゆるは役に立たない、という議論もあるが、そんな深遠なことじゃなく、見た瞬間に役に立たないとわかる、ばかばかしさやくだらなさを乗り越え、「役立たずな方向」に、全力で、一生懸命、真剣に突き進むたちのことだ。最近なら『醤油鯛』もすばらしいが、ここにまた一冊、そんな愛すべきが誕生した。 試験に出ないのである。しかも「出ない順」である。 ちなみに最初の単語、すなわちもっとも出ない単語はsalmon carpaccioである。carpaccioって英語か、というツッコミは脇に置き、例文は下記だ。 Bob laughed so hard that the salmon carpaccio came out of his nose. ボブは笑い過ぎてサーモンカルパッチョが鼻から出ました。 皆さん、大事ですから暗記して下さい。 対象は大学受験

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    tn5589 2012/10/27
  • 『銀座の達人たち』 - HONZ

    最近、表参道から足が遠のいた。表参道ヒルズができたからである。内部のデザインは面白いのかもしれないが、通りに面したファサードがいただけない。完成後も仮店舗のままかと思ったほどである。のっぺりとした画一的な間口はまさに街の面汚しである。 表参道に行く理由の一つは髪をカットするためだった。最近、そのヘアーサロンが銀座に店を出した。表参道で複数の店を展開している有名店なのだが、銀座に目をつけたのだという。表参道から逃げ出したということではないらしいが、人の流れを見ての判断らしい。 その銀座でも一時は190メートルを超える高層商業ビル建設の計画があったらしい。幸いにして銀座通連合会の必死の努力で回避されたという。ありがたいことである。銀座は昼だけの街ではない。突如出現した高層ビルに見下ろされながら、なじみの酒場に入るなど想像するだけで萎えてくる。 『銀座の達人たち』は銀座文化を守りつづける老舗経営

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    tn5589 2012/09/21
  • 『最新型ウイルスでがんを滅ぼす』 -スーパーペス君のGood Job - HONZ

    「単純ヘルペスⅠ型」 ウイルス。 日人の8割が既に持っているウイルスと言われており、風邪の時や、夏のレジャーで紫外線を浴びた時など、抵抗力が落ちた時に、唇の隅に小さな発疹ができるのが主な症状である。と、他人事のように書いてみたが、かく言う私も「持っている」一人だ。いやー、かゆいんです、これが。そうなった後には、病院で飲み薬や塗り薬が処方されて、友人から「ペス君」等と呼ばれることになるのが定石だ。このウイルスは一旦感染するとずっと体内に潜んでおり、実際に発症する人は全体の10分の1の人らしい。私は敢えてここでもう一度言いたい。日人の8割は「ペス君」だ。私だけではない。60歳以上の人に至っては、ほぼ全員が感染しているという。「ペス君」と言っても国会のような威厳すら感じられるではないか。多くの人が、長い人生を仲良くやっていくことになるウイルスである。 書は、このヘルペスウイルスを「癌の治療

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    tn5589 2012/09/20
  • 『バースト!』 - パラダイムを超えた、人間行動の法則 - HONZ

    一瞬、何かの間違いではないかと思った。著者が『新ネットワーク思考』でネットワーク社会の新たな扉を開いたバラバシであるならば、情報科学がテーマとなっていることだろう。そして翻訳者が青木 薫ならば、そこに数学や物理などの自然科学が絡んでいるはずだ。しかし書の中身は、大半が中世十字軍の話で占められているのである。 もう少し中を見ていくと、さらに奇妙なことに気がつく。中世十字軍の話は偶数章のみで、奇数章では現代のネットワーク関連の話が多岐に渡って紹介されている。それも、FBIにマークされて自分の位置情報をアップし続けた男の話、ドル紙幣の追跡サイトWheresGeorge.comの話、ハンガリーのポータルサイトにおけるサイト訪問者の法則など、一風変わったものばかりだ。 このは、一体どうなっているのか?そんな不安が期待へと変わるのは、第7章の最後のあたり。 第1章から章までのあいだにしてきた話は

    『バースト!』 - パラダイムを超えた、人間行動の法則 - HONZ
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    tn5589 2012/08/12
  • 『世界でもっとも強力な9のアルゴリズム』で頭を鍛える - HONZ

    著者の定義によると、アルゴリズムとは「問題を解決するために必要な手順を正確に規定したレシピ」である。コンピュータ・サイエンスを専門とする大学教授の手による書は、現在当たり前のように使われている偉大なコンピュータ・アルゴリズムがなぜ必要とされたのか、どのように考え出されたか、そして、それが実際にどのような仕組みで動いているのかを教えてくれる。 このように紹介すると、コンピュータやプログラミングが苦手な人は手が遠のいてしまうかもしれないが、どうかご安心を。書を楽しむのに、コンピュータプログラミングやコンピュータ科学の知識は必要ない。必要なのはじっくりと考えることだけだ。 一口にサイエンスといっても面白いポイントはそれぞれに異なるが、書の面白みは間違いなく、過去の偉人たちの難問への挑戦を疑似体験できるところにある。その面白みを満喫するためにも、頭から煙を出しながらじっくりと考えながら読む

    『世界でもっとも強力な9のアルゴリズム』で頭を鍛える - HONZ
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    tn5589 2012/08/03
  • 『アダプト思考』 新刊超速レビュー - HONZ

    著者は英国Financial Times紙でUndercover Economistという人気コラムを担当している経済記者だ。このコラムと同名の書籍は邦訳され『まっとうな経済学』として2006年に発売されている。当時はスティーヴン・レヴィットの『ヤバい経済学』が世界的に売れていたため、日の出版社はそれにあやかった邦題をつけて2匹目のドジョウを狙ったのだが、あざとすぎて一部の読者に呆れられた。それに懲りて書は原題の『Adapt』を『アダプト思考』とまっとうに邦訳したのかもしれないが、今度は内容が判りにくくなってしまった。『適応戦略』などのほうが良かったかもしれない。映画も邦題付けは難しい。 ところで書の主張はボクが以前から主張してきたことと一致する。ボクの場合はヘタに目標なんか持たず、朝令暮改で、好きなことを、今すぐ躊躇せずにやって、失敗したら逃げろ!なのだが、書では企業にはもは

    『アダプト思考』 新刊超速レビュー - HONZ
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    tn5589 2012/06/01
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