最近は論文のドラフトなどを読む機会が多くなっているが、そこで気になることの一つは道標(サインポスト)がないために読みにくくなっている文章が多いことだ。 サインポストというのは、これから書く文章についてのメタレベルからの説明である。例えば「この節では**について説明する」とか「ここまではX氏の議論について紹介した。以下では彼の議論を批判する」といったものだ。 例えば 安保法制は違憲の疑いが強いと専門家の多くは述べている。代表的な憲法の解説書『○○』で解説を執筆する全国の憲法学者○○人にアンケートした結果によると、○割近くの研究者が安保法制は違憲の疑いがあると述べている。この法律はアジア諸国からも批判がある。韓国外務省高官の○○氏は○○年○月の記者会見で「○○」と述べたほか、中国の○○外相は「○○」と述べて日本を牽制している。これによって日本が戦争に巻き込まれる恐れがある。... という書き方
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