For non-native Japanese speakers: English version is below. ちょっと前から色々なところでちらほら名前を聞くなぁと思っていたMXnet。どうやらKagglerの間では急速に人気が高まっているようで、最近になってだいぶバグフィックスが進んだらしいというので僕もインストールしてみることにしました。 もうこれはご覧の通りで、あのXgboostも配布しているDMLCが出したものです。既にソースもドキュメントもかなり整備が進んでいて、ImageNetの学習済みモデルも配布されているようです。ということで、早速ちょっと触ってみようと思います。 Convolutional Neural Network (CNN)とは 言うまでもないことだとは思いますが、Convolutional Neural Network (CNN)という手法自体はDeep
主観的な観点からPythonとRの比較した記事は山ほどあります。それらに私たちの意見を追加する形でこの記事を書きますが、今回はこの2つの言語をより客観的な目線で見ていきたいと思います。PythonとRを比較をしていき、同じ結果を引き出すためにはそれぞれどんなコードが必要なのかを提示していきます。こうすることで、推測ではなく、それぞれの言語の強みと弱みの両者をしっかりと理解できます。 Dataquest では、PythonとRの両方の言語のレッスンを行っていますが、データサイエンスのツールキットの中では両者ともそれぞれに適所があります。 この記事では、NBA選手の2013/2014年シーズンの活躍を分析したデータセットを解析していきます。ファイルは ここ からダウンロードしてください。解析はまずPythonとRのコードを示してから、その後に2つの異なるアプローチを解説し議論していきます。つま
「ヘルシープログラマ」を読んだせいか、年のせいか、健康に気を遣うおう、という気持ちになってきた。たとえ生活リズムがボロクソになっていても、気持ちの面では健康に気を遣いっていたい。 先日、長らく使っていたiPhone 4Sを機種変更してiPhone 6Sにした。そのため、ヘルスケアアプリの歩数計の機能が使えるようになった。これが結構楽しくて毎日確認している。確認していると、当然のごとくRで解析したくなってくる。こうした気持ちは全人類共通のものであるにもかかわらず、データをダウンロードしたり、転送したりという昨日はない。Shucks! というわけでヘルスケアのデータをダウンロードしてくれるアプリを探したらすぐに見つかった。 QS Access Quantified Self LabsHealth & FitnessFree http://www.fat32.io/blog/2015/1/21/
今週はまともなデータ分析やら統計学やら機械学習やらの記事を書くのが面倒になったので*1、しばらくやってなかったお薦め書籍リストでも書こうかと思います。 今回まとめるリストは、ズバリ「Rでデータサイエンス・統計学・機械学習を学ぶための10冊」。Rと言えばこのブログのメイン言語なので特に説明は要さないでしょう。去年1年間は拙著も含めてR絡みの本が大豊作で、以前のお薦め書籍リストに比べるとRの良書が増えたという部分もあり、そう言えばR本だけでリスト作れるなぁと思ったのでした。 というわけで、主に僕が持っているor読んだことがある本を中心にお薦めリストをまとめてみました。いつも通り独断と偏見まみれなので、他にも良いR本は沢山ありますよーという旨予めお断りしておきます。 そうそう、先に書いておきますがこのリストは中級者向けです。でも初学者向けに良いRの本ってあるのかなぁ。。。初学者はまずはExcel
もう松の内も明けてしまいましたが、遅ればせながら皆さん明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 で、年明け早々にTwitterエンジニアブログに面白いネタが上がっていたのでした。 その名も{AnomalyDetection}というRパッケージ。バルス砲に備えてTwitterが鉄壁の防御を敷いていることは多くの人がご存知だと思いますが(笑)、そういうバルス砲のような異常なアクセスの跳ね上がりだったり、逆にサーバダウンなどでアクセスの異常な落ち込みが出た時にいち早く検出するというのが目的の分析フレームワークのようです。 ということで、話題が新鮮なうちにちょっと試してみようと思います。 どういう仕組みで動いているのか 理論的背景としては、そもそもgeneralized ESD (extremely Studentized deviate) testという外れ値検出の手法が
PRMLの11章で出てくるマルコフ連鎖モンテカルロ法(Markov chain Monte Carlo methods: MCMC)。ベイズでは必須と呼ばれる手法だけれどいまいち理屈もありがたみもよくわからなくて読み飛ばしていました。 最近、ボルツマンマシンを勉強していて、ベイズと関係ないのにマルコフ連鎖やらギブスサンプラーやらが出てきて本格的にわからなくなってきたのでここらで気合を入れて勉強し直すことにしました。 参考にした書籍は「Rによるモンテカルロ法入門」です。PRMLと同じく黄色い本なので難易度が高そう・・・この本はR言語を使って説明がされていますが、それをPythonで実装しなおしてみようかなーと計画中。numpy、scipyの知らなかった機能をたくさん使うので勉強になりそう。 ただRにしかないパッケージを使われると途中で挫折する可能性が高い・・・あと内容が難しすぎて途中で挫折す
ディープラーニング、Rで deeplearning(y~., data) とかいう感じで一行で書けたらなあと思ったことありませんか、私は常々思っていました。 だが実装するのはめんどい。 というころで探したらありました。 まあRで実装されているわけではなく、h2oというオープンソースの機械学習のソフトウェアを立ち上げてRからそこに計算を投げる感じです。 H2Oをダウンロードして立ち上げた上で以下のような感じで書けます。 deeplearningってそのままなのが潔くて良いですね。 library(h2o) localH2O = h2o.init(ip = "localhost", port = 54321, startH2O = TRUE) # データの読み込み(今回はiris) irisPath = system.file("extdata", "iris.csv", package =
k-means法は、非階層的クラスタリングの代表的な手法ですごく便利ですが、使って行く上で、以下の2つが問題になってきます。 初期値がランダムなので、結果がぶれる 最適なクラスタ数が分からない この2つの弱点に対して拡張版や手法が提案されていますが、すごくシンプルな方法で解決するパッケージを作ってみました。 その名もykmeansパッケージ・・・! http://cran.r-project.org/web/packages/ykmeans/index.html ※改良とか拡張とかしてるわけではないので、kmeans2とか付けるのは自重した このパッケージは、上記の二つの問題に対して、以下のアプローチで対応しています。 N回(デフォルトは100)実行して、一番分類されたクラスタを採用する 任意の変数のクラスタ内分散の平均値が小さくなるクラスタ数を採用する N回実行して一番多く分類されたクラ
先日の記事はおかげさまで好評をいただいたんですが、勉強中の身で教科書を確認せずに書いたこともあり多数ツッコミをいただきました。ツッコミをいただけるというのはもちろん大変良い勉強の機会になるということで*1、今回もひとしきり勉強してみました。 ということで、自戒も込めて備忘録的に勉強したことをまとめておこうと思います。今回はあまり広く読んでもらう内容ではないので、不親切かもしれませんがごめんなさい。ただし、あまりにも理論的側面ばかり色々書いても何なので、インターネット広告業界の言葉で喩えて言うなら「クリック数*2をモデリングしたい場合」と「コンバージョン数*3をモデリングしたい場合」とに分けた、と理解してもらえたら良いかなと思ってます。 今回も参考文献は久保本です。一般化線形モデルまわりではこの本より分かりやすい本は依然としてないと思います。 データ解析のための統計モデリング入門――一般化線
(※※※続編記事書きました→「使い分け」ではなく「妥当かどうか」が大事:重回帰分析&一般化線形モデル選択まわりの再まとめ) 今ちょうどadtech tokyo 2013の会期中で、職場からも近い&会社から行ってこいという指示が出たということで僕も色々セッションを聞いたり企業ブースのお話を聞いたりしてる*1ところです。 ところで、いくつかのセッションの中でキーワードとして「重回帰分析」という言葉が出てきてました。ま、それ自体はこのブログでもRによるデータ分析絡みで頻出だし、ぶっちゃけありふれた手法と言って良いでしょう。やりようによっては普通にExcelでもできますし、それだけ人口に膾炙していると言って良いのかもですね。 ただし。意外にも内部のパラメータというか細かい手法の分岐というか、それこそ普通の線形モデルvs.一般化線形モデル(バリエーション多数)があることを無視して漫然と重回帰分析をや
A Survey of Collaborative Filtering Techniques(Xiaoyuan Su and Taghi M. Khoshgoftaar, 2009,Advances in Artificial Intelligence) 仕事で協調フィルタリングについて調べる必要が出てきたのだが、あまりよい日本語の文献を見つけられなかったため(後にしましま先生の文献を見つけた)やむなく英語の論文を検索したところ、 上記のよいサーベイ論文を見つけた。というわけでこのサーベイ論文に書かれていることに自分なりに調べたことを加えて、自分用にまとめておく。 また、一部の人達の間ではとても有名なしましま先生の論文(ドラフト版)があるので、英語が苦手な人はそちらをご覧になるとよいと思われる。 協調フィルタリングは、一言で言えばユーザとアイテムのマトリックスを用いた顧客への商品のレコメン
はじめに 今回は、ウェブを通じて無料で読むことができる統計に関する書籍を紹介したい。英語で書かれた本が多いが、日本語で書かれた本も若干ある。 入門書 まず、統計の初学者のために書かれた入門書を紹介したいと思う。 福井正康 (2002). 『基礎からの統計学』基礎から扱っている統計の入門書である。統計を扱う際に必要となる場合の数、確率などについて詳しく説明している。理解を助けるための演習問題とその解答がついている。統計処理用のソフトとしてはExcelを使っている。同じサイトに社会科学系の学生向けの数学の教科書もある。 小波秀雄 (2013). 『統計学入門』基礎から扱っている統計の入門書。内容としては、記述統計、確率、確率分布、簡単な推定・検定、相関と線形回帰などがある。確率や確率分布などの理論的な話が占める分量が多いので、分量のわりには、具体的な統計手法はあんまり載っていない。もちろん理論
はじめに なぜか唐突にRブームが俺の中でやってきてしまってどうしようもないので、Rの本を注文しまくってたりしていたら、下のような本の山が出来てしまいました。 これらの本を付箋でペタペタしながら読み進めていくうちに、段々とRというのはどういう言語で、どういう風に勉強するといいのか、という方針が固まってきたので、ここにメモをしておきます。 Rとはどのような言語か 一言で、しかも乱暴に言ってしまうならば「統計に特化したPHP」というのが一番雰囲気を伝えられるかもしれない。いや、PHPの悪評は知っているし、ガチでRをやっている人にとっては嫌がられることもわかっているけど、あえてそういう説明が、あくまで入り口としてはわかりやすいのではないかと。 どういうことかというのを言い訳します。 自分が読んだ感じだと、統計というのは、「何らかのデータ」と「分析するためのツールとしての数式」と「その数式が意図する
RでHadoopを使うパッケージは、RHadoopとかRHIPEとかありますが、 単純にHDFS上のデータを読み書き出来るだけのシンプルなものが欲しかったのでパッケージを作って公開してみました。 http://crantastic.org/packages/rHadoopClient JavaとかPigで一次集計したデータをRで読み込む時に使うイメージです。 準備 install.packages("rHadoopClient") library(rHadoopClient) HDFS上のデータを読み込む ./tmp/iris にアップしたirisのデータを読み込む data.hdfs <- read.hdfs("tmp/iris") names(data.hdfs) <- names(iris) head(data.hdfs) ## Sepal.Length Sepal.Width Pe
元ネタのブログは「10 R packages every data scientist should know about」と「10 R packages I wish I knew about earlier」です。紹介されているパッケージはどれも良いのでメモしておきます。私が「取得した方がいいだろうなー」と思う順番に並べ替えてます。サンプルコードは後者の記事に載ってます。 randomForest:超強力な汎用予測モデル RPostgreSQL, RMYSQL, RMongo, RODBC, RSQLite:各種データベースへの接続 plyr:データ集約 reshape2:データ加工 forecast:時系列予測 stringr:文字列操作 lubridate:日付操作 sqldf:SQLライクなデータ操作 ggplot2:綺麗なプロットを描く qcc:品質管理 個人的には、下の3つは
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