5月18日、ヤフーが「Yahoo! Japan IDのパスワードを無効化する機能」を発表した。所定のURLで手続きをすると、以降、ヤフーサイトへのログイン、ヤフースマートログイン対応のサービス利用について、パスワードの代わりに登録した携帯番号のSMSで送られてくるワンタイムパスワードを利用するようになる。煩わしいパスワード管理から解放され利便性は高そうだが、セキュリティはどうなのだろうか。 パスワードの限界、追い打ちをかけるリスト型攻撃 パスワードは、長年その欠点とわずらわしさを指摘されながら、総合的に管理しやすく、システムへの実装もしやすいのも事実で、パスワードに代わる決定打もないため、必要悪のように使い続けられている。生活や業務のネット依存が拡大し、必要なパスワードの数は人間の管理能力を簡単に超えてきている。 にもかかわらず、サービス側は使いまわしや覚えやすいフレーズの利用を禁止、制限