Divers, Mission Viejo (side view) 2019 “密”な構図にドキッとするスポーツ写真は、マサチューセッツ州ブルックライン在住のフォトグラファー ペレ・キャス(Pelle Cass)の作品だ。近所で行われているスポーツの試合に足を運び、定点カメラで数千回シャッターを切る。それらを編集した1000以上のレイヤーから成る“スティル・タイムラプス”写真には、計算されたカオスが存在する。GINZAが今気になる写真家にインタビュー。 ──写真を始めたのはいつ? 子どもの頃からカメラが好きで、8歳の頃にはKodakのブローニーカメラを持っていた記憶があります。13歳の誕生日には、家族ぐるみで仲の良い友人からYashica Aをプレゼントでもらったことも。とは言っても、カメラを持っているから“写真”をやっているとは言えないですよね。 そういう意味で写真に目覚めたのは、10代