今回は一気に時空を飛び越えまして、『機動戦士Ζガンダム』編です。 1979年、児童向け出版物における『機動戦士ガンダム』のポジションは、決して突出していたものではありません。あくまで、当時放送していたTVキャラクターの一作品として扱われていました。しかし、劇場映画の公開以降は、絵本でさえも映像作品に準拠した記述が行われていくようになります。 そして劇場映画三部作のラスト・シューティング『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』の公開から3年後、TVシリーズ第2弾『機動戦士Ζガンダム』がスタートしました。再始動したガンダムシリーズの児童向け書籍は、どのような展開を見せていたのでしょうか? 『機動戦士Ζガンダム』の出版展開は講談社を中心に行われていました。とはいえ、当時は「OUT」(みのり書房)「アニメック」(ラポート)「アニメージュ」(徳間書店)「ジ・アニメ」(近代映画社)「マイアニメ」(