「携帯電話で音楽をダウンロードしたら、予想外に高いパケット(データ)通信料金を請求された」。携帯の通信料金へのこうした苦情が増えている。総務省は、ダウンロードの際にはデータの容量や通信料金を確認するよう注意を呼び掛けている。同省は、定額制の対象外となるサービスを確認することや、通信料金が一定額を超えたら通知するサービスの利用などを勧めている。 同省がまとめた電気通信サービスの苦情・相談によると、高額なパケット通信料金への苦情は平成19年度は95件と、前年度の71件から増加した。 データ量が大きい音楽やゲームソフトのファイルを気軽にダウンロードしたり、定額制の対象外とは知らずに携帯をパソコンにつないでインターネット接続するケースだ。「月額500万円もの請求がきた」という相談もあったという。