■実は健闘? 実のある敗戦だった田中康夫 康夫劇場に「NO」…かつての支持者も次々離反(読売新聞) 田中氏の「壊す」政治を県民否定 (毎日新聞) 田中氏の手法に拒絶感 「次の改革」望んだ一票 (信濃毎日新聞) 長野県知事選の結果を報道する各紙の記事・見出しには結構厳しい論調が目立ってます。そうした論調をとること自体は間違いじゃあないです。村井仁との1対1の選挙戦。現職でありながら約8万票差の敗北。こうした結果が示すのは「田中康夫惨敗」であり、出てきた結果を表面上とらえれば、こうした厳しい見出しも至極当然。まっとうであり、普通です。けれども投票結果の中身を精査すると、田中県政は着実に長野に根付いていた様子がうかがえます。実は田中県政は評価されていたんですねえ。県民に。 ■2000年10月知事選との比較 田中康夫が初めて長野県知事に当選したのは6年前、2000年10月15日に行われた選挙。5期