◆明治安田J1第17節 福岡1―2名古屋(11日、豊田スタジアム) 福岡が名古屋に競り負けて今季初の3連敗を喫し、勝ち点20の11位でシーズン前半を終えた。長谷部体制のアビスパにとって名古屋はJ1で唯一勝ち点を取れていない天敵。2021年から5戦すべて1点差負けで、長谷部監督は「これまでよりレベルアップしないと引き分け以上の結果を出すことは難しいとあらためて感じた」とボールキープやパスの正確性などに差を感じていた。 高い壁にぶち当たりながらも、風穴は開けた。1点を追う後半。敵陣ペナルティーエリア内で味方からのパスが通らなかったFW佐藤が諦めずにボールを追うと、相手DFに倒されてPKを獲得した。自らキッカーを務めたPKで左隅に決め、リーグ戦では出場15試合目で待望の移籍後初ゴール。アビスパにとって豊田スタジアムでの得点は2011年5月29日のJ1リーグ戦で後半21分に重松健太郎が決めて以来1