パソナグループが東京都にある本社から経営企画や人事、財務、経理などの機能を兵庫県の淡路島に9月から段階的に移すことが31日、分かった。本社機能を担う社員の3分の2に当たる約1200人が対象となる見通し。新型コロナウイルス感染拡大を機に働き方改革を進めるとともに、事業継続計画(BCP)の観点からも本社機能を分散し拠点を見直す。 2024年5月末をめどに移転を完了する予定。個別の異動は本人の意思を確認した上で決める。残りの600人程度は引き続き本社勤務となる。パソナは淡路島で08年から農業や観光などの地域活性化事業に取り組んでいる。