たまには歴史の考察でも書きたいと思いましたので、多少専門外ではありますが聖徳太子が制定したと言われる『簡易十二階』についてお話したいと思います。 本来であれば12階建のビルを建てるには鉄筋コンクリート造(RC造)、もしくは鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)にする必要があります。しかし、聖徳太子の時代にはそのような建築技術はなく、木造で作るしかなかったのです。そのため、建築基準法を改正して簡易な木造でも12階建までなら建物を建てられるようにしたのが『簡易十二階』と言われています。 しかしながら、十二階建の建物を木造で建てるということに無理があったせいか、結局のところ後世まで残る建物は残りませんでした。四天王寺にある塔も五階建です。本当は『簡易十二階』を使って「十二階建の塔を作るぞ!」と息巻いていたらしいのですが、近くにあべのハルカスもあるし、木造で十二階建の建物なんか建てたら危ないからやめて