tech@サイボウズ式のアドベントカレンダー企画、techな人にお勧めする「意外」な一冊の7日目。高野 了成さんのお勧めは「園芸家12カ月」(カレル・チャペック、中公文庫)。高野さんとの最初の接点は、「Agenda」というLinuxベースのPDAでした。(編集部・風穴) 文:高野 了成 カレル・チャペック「園芸家12カ月」 カレル・チャペック、我々の業界なら「ロボット」の名付け親として名前は知られているだろう。そのSF作家というイメージとは裏腹に「園芸家12カ月」である。 本書は先輩の結婚式の二次会のプレゼントとしてもらったものだ。「結婚生活とは園芸に似て手間のかかるものなのか?」などと思いながら、とんと園芸には興味の無い私によって、本書は本棚の隅でほこりをかぶっていた。そんな折、techな人にお勧めする「意外な」一冊とお題を頂いて、10年振り(?)に手に取ったのが本書である。 ぱらぱら頁