米電気自動車(EV)メーカーのテスラはある種の「夢物語」が企業価値上乗せにつながっていたが、今は普通の自動車メーカーという評価だ。写真は中国・北京で公開された「モデル3」。9月1日撮影(2022年 ロイター/Florence Lo) [ニューヨーク 14日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米電気自動車(EV)メーカーのテスラはある種の「夢物語」が企業価値上乗せにつながっていたが、今は普通の自動車メーカーという評価だ。昨年終盤に1兆ドルを誇ったテスラの時価総額はそれから半分にまで減少。投資家の関心が、マスク最高経営責任者(CEO)が自動運転タクシーや人型ロボットを生み出せるかどうかよりも、どれだけ多くの車を市場に投入できるかに移っていることがうかがえる。 かつてテスラの時価総額は、2番手以下の10社合計分に匹敵するほど大きかった。しかし株価は年初来で55%も下落している。今年序盤