香港で、大学入試に臨む受験生ら(2020年4月24日撮影)。(c)Jerome FAVRE / POOL / AFP 【5月15日 AFP】中国政府は15日、香港の大学入試の歴史の試験問題について、日本の中国統治を分析評価する出題があったとして出題者を強く叱責した。「一国二制度」の下で高度な自治が認められている香港の「教育の自由」をめぐり、議論が再燃している。 アジアでもトップクラスの教育機関を複数擁する香港では、長引く民主派デモで不安定な政治情勢が続く中、学校や大学が思想闘争の最前線となっている。 中国外務省と国営メディアは、歴史科目の試験問題に、1900~45年の日本による中国の占領統治について「弊害よりも恩恵の方が大きかった」かどうかを判断させる設問があったと激しく非難した。 中国外務省の出先機関である駐香港特別行政区特派員公署は、フェイスブック(Facebook)の公式ページに「香