インターネット普及以前、僕らは必要なものをすべて自分たちで購入していました。レンタルで済ませるものといえば、結婚式で着るタキシードやウェディングドレス、あるいは旅行先で借りるレンタカーくらいだったのです。 そんな価値観を信じて疑わなかった僕の家は、モノで溢れています。乗用車2台にバイク1台、1年に1回も使わない工具各種、キャンプ用品、20年以上着ていないスーツなどなど……。自分でも何がどこにあるのかよくわかっていません。 所有は古い? 日本ではタクシー業界の反発が大きいUBERだが、地方で住民の足として利用する例が出てきた=2016年12月、京都府京丹後市 ところがそんな僕の生活も、ここ数年で大きく様変わりしつつあります。最初のキッカケはライドシェアサービス、ウーバー(UBER)の利用でした。当初僕は、赤の他人の車に乗ることに対する漠然とした不安感と、頻繁に目にするネガティブな報道とが相ま
![変わる消費の形 (1) テクノロジーが可能にする「共有社会」:朝日新聞GLOBE+](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4a9ef6e9dd0013f2b21d6b1415d36a3730ba79e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2Fed9b-p%2Fpicture%2F12530203%2Fc9cba5d0c8008e85eed796a97108bc27.jpg)