news.yahoo.co.jp このニュースでけんごさんに興味が出てきたので、TikTokの動画を見てみた。動画はどれも30秒くらいで、視聴者に刺さりそうなフレーズをうまく用い、小説の魅力的なところを簡潔に紹介している。これが書評かといわれればそうではないと思うが、そもそもけんごさんの肩書は「小説紹介クリエイター」なので、書評ができないことは問題にならない。動画を観る人が本を読みたくなればいいわけで、実際にその目的は達成できている。 けんごさんは単にTikTokで受けそうな、今流行っている作品だけを紹介しているわけではない。「読む絶望 心がえぐられまくる作品」と題した動画で「まずはこのイラストを見てください。なんと可愛いイラストでしょう。でもこの作品、心が痛くなるほどの社会問題を描いているんです」と紹介されているのは桜庭一樹の名作『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』だ。イラストと内容のギャッ