通称“タコイカウイルス”と呼ばれ、感染するとパソコン内のファイルを魚介類の画像に書き換えるコンピューターウイルスを作成し、ダウンロードした人のパソコンを正常に使えなくしたとして、会社員が器物損壊容疑で警視庁に逮捕された。 警視庁の調べによると、容疑者は2010年5月、音楽ファイルを装ったコンピューターウイルスを作成し、ファイル共有ソフト「Winny」に公開。ファイルをダウンロードした男性のパソコンがウイルスに感染し、正常に動作しなくなった。 同ウイルスは、2009年夏ごろからファイル共有ソフトの利用者らの間で流行。すでにおよそ5万人が被害に遭ったと見られている。 同容疑者は、2008年1月にも別のコンピューターウイルス、通称「原田ウイルス」を作成した容疑で逮捕。同年5月に、著作権法違反および名誉毀損罪で、執行猶予付きの有罪判決を受けている。調べに対し、同容疑者は「ウイルス作成の技術がどれだ