──まずインダストリー4.0やIoTをどのように定義されているか、またこれらが注目を集める背景についてお聞かせください。 川野氏:私はシミュレーションや制御などの「ツールとしてのソフトウェア」が進化し、機械・設備といった物理的な機器をデジタル化する進化のプロセスと捉えています。 通信やデータ蓄積のコストはゼロに近づいており、こうしたデジタル化への環境変化が、新たな取り組みへの可能性を一気に広げたのが現状ではないでしょうか。 尾形氏:我々の立場からいうと、これまではロボットやシステムの開発といえば、それがハードに近ければ近いほど専門性が高く、分野ごとに「この研究室でなければ作れない」ということがありました。ソフトウェアはゼロからスクラッチで研究者や学生が作っており、同じ研究室でもロボットごとに制御プログラムが異なりました。 この10年で一番の変化は、なんといっても「モジュール化」です。誰でも
IT&ビジネス 業界ウォッチ IT業界で話題の新サービス・新製品のニュース、これから話題になりそうな新ツール、知っておきたい各種の統計調査……などなど、経営効率化に寄与するIT業界の今のうごきをレポートします。 バックナンバー一覧 「Dreamforce '16」の基調講演で顧客に感謝する、マーク・ベニオフ セールスフォース・ドットコムCEO Photo by DIAMOND IT & Business 人工知能は裏方に徹して 決定はユーザーが行う 米IT企業のセールスフォース・ドットコムは、10月4日~7日の4日間、米国サンフランシスコ市内で年次イベント「Dreamforce '16」(以下・ドリームフォース)を開催している。 今年のドリームフォースの目玉は、主力のCRMアプリケーション「セールスクラウド」などと接続し、業務を支援する人工知能技術の総称「アインシュタイン」の発表だった。
William A. Anders, the astronaut behind perhaps the single most iconic photo of our planet, has died at the age of 90. On Friday morning, Anders was piloting a small…
<ピックアップ> Amazon’s Echo and Alexa could add $11 billion in revenue by 2020 MacOSのSierraにアップデートした方であればMacbookなどのラップトップで音声アシスタント「Siri」を使ってみたんじゃないでしょうか?「シリ、keynoteファイル探して」と話しかけると本当に直近の候補を表示してくれるのでなかなかの精度です。(まだ仕事で活用できる段階にはなってませんが) 家庭や車内、一部職場での音声コントロールの可能性というのはますます重要性が高まっており、照明のオンオフみたいな単純なオーダーからコマースを通じての「三河屋的」利用方法、個人の音声データの収集の先にあるパーソナルレコメンデーションなど夢は広がります。 そしてその急先鋒にいるのがAmazonのボイスコントローラー「Echo」とその人工アシスタントであ
By Michael Shaheen 人工知能の技術は急速に発展してくると、「人工知能の進化によって人間の暮らしはどんどん豊かになるのか?」という点が気になってきますが、人工知能の研究を100年にわたって続けているスタンフォード大学が、人工知能と共生する2030年の世界はどのようになっているのかをまとめたレポートを公開しました。 Executive Summary | One Hundred Year Study on Artificial Intelligence (AI100) https://ai100.stanford.edu/2016-report/executive-summary Overview | One Hundred Year Study on Artificial Intelligence (AI100) https://ai100.stanford.edu/201
学生時代は3次元コンピュータグラフィックスを専攻していたというアベジャの代表を務める岡田氏。一見、人工知能とコンピュータグラフィックスは遠く感じるかもしれないが、実は近いというのだ。 IoT時代となり、大量のデータが集めることができるようになった。昨今のクラウド環境では、1GBレベルのデータであれば、3円程度で利用できるようになったという。しかし、ためるだけだと価値が少ないので、溜まってきたデータをもとにした自動化を進めるには、AI(artificial intelligence)つまり人工知能が必要になるのだという。 現在は2013年頃からスタートした第三次AIブーム 第三次というくらいだから、第一次、第二次とあるのだが、第二次AIブームは、エキスパートシステムと呼ばれるレベルのものが大半だった。その後、機械学習と呼ばれる人工知能が普及してきていることは知っている人も多いと思われる。 一
「Gartner's 2016 Hype Cycle for Emerging Technologies Identifies Three Key Trends That Organizations Must Track to Gain Competitive Advantage」から、縮小のため一部改変。赤線はPublickeyによる ハイプサイクルは、技術の登場から安定までを以下のステージに分けて説明したもの。 黎明期(Innovation Trigger) 「過度な期待」のピーク期(Peak of Inflated Expectations) 幻滅期(Trough of Disillusionment) 啓蒙活動期(Slope of Enlightenment) 生産性の安定期(Plateau of Productivity) 2016年版のハイプサイクルの中から、注目されるキーワー
孫正義さん講演要旨(SoftBank World 2016 2016/7/21) 記録 東海大学工学部医用生体工学科 高原太郎 PDF= 孫正義さん講演要旨 今回の孫さんの講演では、ARMの買収と、それに至った理由について詳細が述べられた。全体を通して強く感じたことは、シンギュラリティーに向かう世界に対応するために、孫さんがどうしても不可欠だと考えていたARMの買収に成功したことへの「快哉」の吐露である。19歳の時に、はじめて見たコンピュータチップの写真に感激を覚え、その写真を後生大事にアクリル版に挟んで下敷きとして用い授業に臨んだという思い出は大変印象的であった。そして今、そのチップを本当の意味で手に入れて、2045年の到来が予測されているその特異点への準備をしようと言うわけである。 ▼ARMの買収 ・2週間前にトルコの港町ではじめてARMの会長に会って買収を提案した。通常は6ヶ月か
2021-09-072016-06-28 ABEJA、ダイキンと連携し、ディープラーニングを活用した協業を開始 ディープラーニングを活用し産業構造の変革をサポートする株式会社ABEJAは、グローバルで空調事業を展開するダイキン工業株式会社の技術開発拠点であるテクノロジー・イノべーションセンター(以下、ダイキンTIC)と、ディープラーニングを活用した協業を開始する。 なお、同協業が、ABEJAにとって初となる製造業界での取り組みとなる。 ABEJAは、AIのブレークスルー技術であり、蓄積されたビックデータから人間の手を介さずしてそのデータを適切に表現する特徴を自動的に見つけ出す「ディープラーニング」を活用したサービスを提供している。これまで、ディープラーニングを活用し様々な情報を収集・解析・可視化するクラウドサービス「ABEJA Platform」を、小売・流通業界を中心に、国内の300店舗
国内の物流現場が変革を迫られている。これまでは紙の伝票と手作業が中心で労働集約型産業の典型だったが、生産人口の減少により雇用の維持・確保が難しくなった。一方でインターネット通販市場の成長で扱う荷物が増え、物流オペレーションは複雑になるばかり。そんな中、ベンチャー企業や大企業がロボットや人工知能(AI)を使った課題解決の提案を始めている。 「バトラー」7台を1ユニットで運用 在庫棚を動かす自動搬送ロボットを活用してピッキング作業の効率化を提案しているのがGROUND(東京都江東区)だ。自動搬送ロボット「バトラー」は、7台が1ユニットで既存倉庫の1区画を試用エリアとして運用。クラウドコンピューティングで運用管理し、ピッキング作業を効率化できる。自動倉庫や搬送装置のように膨大な初期投資を必要とせず徐々に拡大できるため、電子商取引を始めたばかりの企業に向く。 GROUNDは最新IT技術で物流の課題
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