よいデザインをしたり、よいデザインのものを選ぶことは、理屈ではなく「感覚=センス」だと一般的には思われている。また、「デザインを理解する」ことも、一般の人にとってはハードルが高いと思われがちだが、「デザイン」を理解したい、そしてビジネスなどに活かしたい、と考えている一般の人は少なくないだろう。 本書は、そんなデザインを理解したい、と思っている一般の人、なんとなく「デザイン」がいつも気になっている人を対象に、いつも身の回りにある「家電」や「家具」や「カメラ」などの具体例を挙げながら、デザインの基本的なルールと、プロダクトデザインの歴史的な変遷を追い、表題の「四角くて、モノトーン」が製品デザインの基本ルールである理由、そしてデザインがどこに向かっていくかを解き明かしていく。 一般に馴染みのある、家電やデジカメ、椅子などの製品を掲載するだけでなく、ブラウン、ソニー、アップル製品といったエポックメ