8月28日、北海道の国鉄線で初めて、国鉄形電車の営業運転が始まりました。 1968(昭和43)年の8月28日。函館本線の一部が電化され、北海道の国鉄線で初めて、国鉄形の電車による営業運転が始められました。 北海道の国鉄線は戦前に千歳線(旧線)の東札幌~苗穂間が電化されていましたが、これは東札幌駅で接続していた定山渓鉄道の列車が苗穂駅まで乗り入れるためのもので、国鉄の電車は運行されていませんでした。戦後の1957(昭和32)年には電化設備が撤去され、乗り入れ車両もディーゼルカーに変わりました。 国鉄が北海道向けに初めて製作した電車、711系(2012年10月、恵 知仁撮影)。 それから11年後の1968(昭和43)年8月28日に函館本線の小樽~滝川間が電化。同時に国鉄初の北海道向け電車として711系がデビューし、普通列車や急行「かむい」などで使われました。 この北海道初の国鉄電車711系は、