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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (13)

  • 時代は変わるんだぜ - Chikirinの日記

    前回、「今どき事業戦略を立てる時、自社の強みは何かみたいなところから考え始めるなんて、もうそれだけで終わってるよね」と書きました。 でも、戦略考えるときに、自分の強みから考えるって王道じゃないの? そういうフレームワークも習ったことあるよ、という人もたくさんいるでしょう。 じゃあなんでこういう話になっているかといえば、それは「時代が変わったら、答えも変わるのよ」って話です。 確かに昔なら、自社の強みから何を作るかねって考えるのもアリだったと思います。なぜなら「自社の強み」って、(自社にとっても他社にとっても)そうそう簡単には変えられないものだったから。いわば、固定的な条件だったんです。 たとえば、長年かけて培ってきたノウハウだったり、特許で守られた技術だったり、何年もかけて細かく調整&改善してきたラインの行程だったり。 うちは持ってるけど、他社にはおいそれと真似できない、一朝一夕には作れな

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    tonkotu69
    tonkotu69 2013/03/19
  • 狂気の時代の共犯者たちへ - Chikirinの日記

    真山仁さんの『ハゲタカ』という小説を読みました。NHKでドラマ化されたので、ご覧になった方も多いかもしれません。 原作はテレビドラマのストーリーとは必ずしも同じではないですが、外資系ファンドが、不良債権処理に四苦八苦する銀行と、倒産の危機に瀕するその融資先企業を次々と飲み込んでいく、といった時代背景が描かれている小説です。 ハゲタカ DVD-BOX 出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2007/07/18メディア: DVD購入: 10人 クリック: 161回この商品を含むブログ (212件) を見る 最近も「金融危機」という言葉をよく聞きますが、日における金融危機といえば、今でも間違いなくあの頃、つまり1997年-1998年のことだとちきりんは思っています。 1997年 11月3日 三洋証券 会社更生法申請 11月15日 北海道拓殖銀行 破綻 11月24日 山一證券 自主廃業

    狂気の時代の共犯者たちへ - Chikirinの日記
  • 夏休み向けお勧め本! - Chikirinの日記

    さて、働いている皆さんもそろそろ夏休みでしょうか? 今年は夏休みがめっちゃ長い!という人もいると思うので、まとまった時間や旅先で読める“ちきりんお勧め”を、過去に書いた感想や関連エントリと共に紹介しておきます。 ノンフィクションで、めっちゃオモシロかったのが、戦後すぐに起こった陰謀事件の闇を暴いたこちら。これは今でも「犯人」が見つかっていません。アメリカの陰謀?共産主義者の仕業?それとも・・・?事実は小説よりも奇なり。手に汗握ります。というか、戦後日の“選択”がよくわかります。 下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3) 作者: 柴田哲孝出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/07/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (45件) を見る感想ではないですが関連エントリはこちら → http://d.hatena.ne.jp/Chik

    夏休み向けお勧め本! - Chikirinの日記
  • 「最悪の事態」は福島ではなく。 - Chikirinの日記

    昨夜の大きな余震は、変電施設や女川原発など福島以外の電力関連施設に被害を与えました。 震災・原発事故に関して現時点で想定可能な「最悪の事態」は、「福島原発で何か起こること」ではありません。最悪の事態とは、数年以内に日の別の場所で大地震が起こり、他の原発が福島と同様の事態に陥ることです。他の地震が、いつどこで起こってもおかしくない国に私達は住んでいます。 下記は過去20年間の(一定規模以上の)地震の記録です ・1993年 1月15日 釧路沖 - M 7.5 ・1993年 7月12日 北海道南西沖 - M 7.8 ・1993年 10月12日 東海道はるか沖 - M 6.9 ・1994年 10月4日 北海道東方沖 - M 8.2 ・1994年12月28日 三陸はるか沖 - M 7.6 ・1995年 1月17日 阪神・淡路 - M 7.3 ・1995年12月4日 択捉島付近 - M 7.7 ・1

    「最悪の事態」は福島ではなく。 - Chikirinの日記
  • グルーポンあれこれ - Chikirinの日記

    “史上最速で成長しているネットビジネス”と最近よく話題になる「グルーポン」。元々はアメリカで2年前にアンドリュー・メイソン氏が創業して急成長、瞬くまに海外展開し、日でも先日サービスを開始しました。 仕組み自体はシンプルなため、大企業から既存のIT企業、個人の起業家まで、ものすごい数の人達が追随参入しており、いまや家グルーポンより「グルーポン的なる仕組み」が大流行しています。 仕組みは、 ・クーポン(サイト)企業が、一定期間内に一定数が売れることを条件に、様々な商品やサービスの「格安購入チケット」を売り出す。 ・価格は通常価格の半分が目安。成立に必要な販売数もいろいろ(50とか500とか)、売り出し期間も数日から一週間などろいろ。一定期間にその数が売れないと成立しない。 ・売上はクーポン企業と商品・サービス提供会社が半々で分けるのが基らしい(他の比率もありえます) ・売り出すチケットの

    グルーポンあれこれ - Chikirinの日記
    tonkotu69
    tonkotu69 2010/10/25
    iTunesカードで利用して以来使ってないなぁ。これって実はグルーポン用に割高なメニューを設定したりするんじゃないだろうか
  • 新)4つの労働者階級 - Chikirinの日記

    階級といえば“資家 vs. 労働者”や、“経営者 vs. 雇われ人”という構造が定番ですが、最近は働く人の中に、新たな4つのグループが生まれてきていると感じます。 下図には淡い水色から濃い水色まで 4種類の人がいます。 一番上の (1) は、「システムを作る人」です。 ビジネスシステムを作る人の他、国のシステムを作る人もいます。 システムとは IT のことではなく、「物事の仕組み」という意味です。 「こういうビジネスをやろう!」とか「こういう制度を作ろう」と構想する人ってことですね。その人数はごく限られています。 次に少し濃い水色の (2) の人たち。 (1) の人はビジネスの構想が固まった後、(2)の人に、構想の実現に必要な各機能分野について「具体的な仕組みを作ってくれるよう」依頼(発注)します。 仕組みとして代表的なのは IT システムですが、それ以外にも、物流システム、マーケティン

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  • 改正貸金業法について - Chikirinの日記

    一ヶ月ほど前、6月18日に「改正貸金業法」が完全施行されました。2006年の12月に成立した法律で、最も重要な、 (1)上限金利の引き下げ (2)総量規制の導入 の適用が始まったのです。 これにより貸し出しの上限金利は20%となり、それ以上の利子は無効で刑事罰の対象となります。さらに個人については、年収の3分の1まで(複数の会社から借りている場合は合算して)しか借りられなくなります。総量規制の趣旨は「返済能力を超える借金をさせてはいけない」ということです。 これ、ものすごい“子供扱いでおせっかい”な規制ですよね。「返済能力を超える借り入れをしてはいけない」なんて当たり前だし、そんなことをして困るのは借り手人です。貸し手だって、返済能力を超えて貸したら戻ってこないのだから、わざわざこんなことを法律で決めなくてもいいはずです。 ではなぜこんな規制が必要になったのでしょう? それは日では、“

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  • “所有”という時代遅れ - Chikirinの日記

    主義経済の特徴のひとつが「私有財産制」にあるように、これまでの経済発展の中では、「より豊かになる」とは「より多くを所有すること」でした。 料から始まって、衣服、家電、車、家、不動産、(一夫多制においては)お金、会社(生産手段)と、何でもより多くを所有している人が“豊かな人”“豊かな生活を送っている人”であると認識されてきました。 ところが、世の中は今、より所有しない時代へ向かっています。 より所有しない生活こそが、より豊かで高度に発達した生活スタイルなんだと。そういう時代に向かっている気がします。 最近は個人が自分の蔵書をデジタル化するのが流行ってると聞きますけど、それ以外でも、基的にすべてのものが「非所有(非保有)」の方向に動いているんじゃないかな。 ・持ち家より、賃貸を住み替える。 ・マイカーを持つより、レンタカーやタクシーを利用する。 ・を持つより、必要に応じて図書館

    “所有”という時代遅れ - Chikirinの日記
  • “横の壁”が無くなる - Chikirinの日記

    ネットメディアと既存メディアの大きな違い。それは、セグメント間の壁がすごく低いってことです。 あまりに壁が低すぎて、多くの人は壁の存在に気がつかないくらいだったりする。そしてそのために、多くの人が無駄にイラついたり、怒ったりしてる。 どういうことか? ★★★ 雑誌や新聞、テレビのような既存メディアの場合、大半の人は「自分のセグメント向けに作られたものだけ」を目にします。 そもそも新聞や雑誌は有料だから、自分が属さない層向けに作られたものは買わないよね。 若い女性がスポーツ新聞を読むことは希だし、若者が高齢者向けの健康雑誌を見ることもほとんど無い。 地上波テレビだってターゲットにあわせた番組編成をしてるので、超夜型の若者がたまたま朝まで起きてて、早朝の高齢者向け番組を目にする時くらいしか「違う層むけ」の番組は目に入らない。 ところがネットだと、検索エンジンは“サイトの性格”を検索するわけでは

    “横の壁”が無くなる - Chikirinの日記
    tonkotu69
    tonkotu69 2010/05/18
    確かに小町や鬼女板にあるような情報はネット無しじゃ知りようがなかったな
  • 払うべきか、稼ぐべきか - Chikirinの日記

    就職難に直面している大学生が、面接指導などを受けるため「就職予備校」に通うというニュースを見ました。 大学の就職相談室より実践的で懇切丁寧と人気らしいのですが、価格はかなり高く、中には10万円以上のところもあるとか。 ちなみにこのビジネスに関連して、最も学びが大きく成長しているのは、お金を払っている学生側ではありません。 こういったビジネスにニーズがあると睨み、就職氷河期到来の機を逃さずに事業を始めて効果的に不安を煽り、適度に優しく適度に厳しく指導する起業家側の人達こそ、学びに来ている学生の何倍ものことを日々新たに学んでいるし、ビジネスパーソンとして成長しているはずです。 口コミで何でも拡がってしまう大学生から10万円も払ってもらうには、相当高い価値を提供しないと商売は成り立ちません。そのためには何をどうすればいいか、日々考えて試行錯誤をしているはず。それが“稼ぐ側”を育てるのです。 実は

    払うべきか、稼ぐべきか - Chikirinの日記
    tonkotu69
    tonkotu69 2010/04/13
    ちきりんは物書きを仕事にしてるのかと思ってた
  • 10年以上のローンはだめです - Chikirinの日記

    住宅金融支援機構や銀行が「返済期間 50年」の住宅ローンを始めたというニュース。あきれてぶっとびます。 50年も終わらないローンを組んで、 何かを買うのは、 明らかに「分不相応」ってもんですよ。 25歳で家を買ってローンを組んでも 50年ローンだと完済は 75歳。男性なら平均寿命ぎりぎり。てか、死ぬ直前まで稼ぐのは無理でしょ。 一度もリストラされないまま年収が上がっていき、退職金もたっぷり出て、子供も無事に独立し、家族の誰も大きな病気にもならず、 かつ、親が(自分が 60歳くらいの時に介護費用も使わずに)すんなり亡くなり、ある程度の貯金やら不動産を残してくれて、ようやくぎりぎり払えるかも、 みたいな「捕らぬ狸を 5匹くらい当てにした」計画は無謀すぎます。 しかも地震や火災、地域の治安の変化などで、不動産価値が大きく下がる可能性もあるし、なんらかの理由で引っ越しを余儀なくされる可能性もありま

    10年以上のローンはだめです - Chikirinの日記
  • あなたの孫はインドか中国で生まれます - Chikirinの日記

    最初は10歳以下の子供にむけて「あなた達の将来はね!」という話を書こうかと思ったのだけど、どう考えても「このブログを読んでいる10歳以下の子供」は多くないかも、と思い直しました。 寧ろそのくらいの年の子供がいる、という人のほうが多いかも、ということでタイトルを変えました。 今日の日経トップ記事は“日産が中国で2割増産。ホンダも設備増強。日車各社が一斉に中国事業を拡大する”という記事。一面以外でも“カネボウ化粧品、中国に専用ブランド投入”という記事も。 またミニコラムでは日総研の寺島会長の“ブラジルに日の新幹線を売り込む際には、建設に関する専門性も訴えて欲しい”が“建設業界は海外で人材不足に悩み、海外事業拡大に慎重だ。「大型プロジェクトを管理できる人材を育てるべきだ」と建設業に発破”という話が紹介されています。 これらはすべて同じ流れの話です。 基的に今後、「市場としての日」は全く

    あなたの孫はインドか中国で生まれます - Chikirinの日記
  • あまりに危機感のない人たち - Chikirinの日記

    政治家やそれを報道する人たちが「景気対策」という言葉を使うことにものがすごく違和感があるちきりんです。だって今必要なのは景気対策じゃない。セーフティネットの拡充なんです。しかもすごく急ぐ必要がある。次の3ヶ月、6ヶ月、当に大変なことになるよ。 景気対策というのは、「需要を刺激してもっと買ってもらえるようにして、供給側が赤字にならないようにする。」ということです。これは“通常期”にはよいと思うのですが、“危機的状況”においてこんなことをしても「誰が消費を増やすねん、今?」って思うのです。あほちゃうか、と思います。 定額給付金もそうですが、今少々手元に入るお金が増えても「よっしゃ、じゃあ車買い換えよう!」とか「カシミアのコート買うことにした!」とか、いやそこまでいかなくても「じゃあ、今日は皆でぱあっと焼き肉にいこう!」とか思うような経済状況だと思ってるんだろうか、今が? 公共事業を増やしてゼ

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