2010年代初め、投信残高の7割を占めた毎月分配型投信は、元本を分配金で払い出す「タコ足」だと批判され、今や2割を切る水準まで減少した。本当に「毎月分配型投信は悪」だろうか。運用資産から資金を払い出すことは、どんな形であろうと複利の効果を減衰させるため、資産形成には推奨できない。分配型投信はそれが毎月でも隔月でも年1回でも、資産形成層には不向きだ。しかし資産の一部を取り崩して生活費に充てる退
政府は京都市が導入を目指す空き家への課税に同意する方針だ。京都市は空き家などの所有者に課税する「非居住住宅利活用促進税」を2026年度にも導入する。空き家となった物件の市場流通を促し、若年層や子育て世帯への供給を増やす狙いがある。全国で空き家の増加が課題となるなか、空き家を放置しにくい環境を整える。京都市は新税の導入を盛り込んだ条例案を22年3月に市議会で可決した。地方税では自治体が条例で新税
「なんだこの金額は」。2021年9月、東京都の会社役員の男性(46)は何気なく開いたパソコンの銀行のサイトで、自身の口座を見て目を見張った。当時、小学6年生だった長女が通っていた大手進学塾「SAPIX」の授業料などの口座引き落とし時期を迎え、預金残高が一気に減っていた。月謝に加え、毎週末の集中特訓講座の授業料を合わせた請求額の合計は33万4400円にも上った。「いまさら引き下がれない」小
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