赤木智弘(あかぎ・ともひろ)フリーライター。1975年栃木県生まれ。2007年に『論座』(朝日新聞社)に「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」を執筆。話題を呼ぶ。以後、貧困問題を中心に、社会に蔓延する既得権益層に都合のいい考え方を批判している。最近ではテレビゲームの話題なども執筆中。著書に『若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か』(朝日新聞出版)、共著として『下流中年 一億総貧困化の行方』(SB新書)など。 出典: 朝日新聞 ジョーカーはインセルか? 今回取り上げるのは、日本でもなじみ深いバットマンシリーズの悪役ジョーカーを主役に、いかにしてジョーカーという存在が生まれたのかを描く映画「ジョーカー」だ。 この映画を見る前に、ネット上の評判をいくつか読んだ。 その中でも特に、この話を社会への問題提起だと考える人たちによる「ジョーカーはインセルである」