ブックマーク / jp.ign.com (31)

  • ジョージ・ルーカス、ハリウッドには「独創的なアイデア」がなくスタジオは想像力を欠いていると発言

    「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスは、1977年に伝説的な映画監督としての地位を確立したが、今回、現代の映画の状況やその方向性について自身の意見を明かした。 ルーカスはカンヌ国際映画祭にてBrutの取材に応じ、映画業界について考えを示した。80歳を迎えたルーカスは映画を近くからも遠くからも研究してきた。そのため、10年後に映画はどうなっているかとの質問に対し、多くのことを語っている。 「今と変わらないですね。今起きていることと同じです。おそらく長編映画よりもストリーミングのほうがそう言えるとは思いますが、長編映画でも同じことが言えますね。誰もどうしたらいいのかわかっていないんです」とルーカスは言う。「今語られているストーリーというのは、単に昔の映画です。“続編を作ろう”とか、“この映画の別バージョン作ろう”とかね。それは映画だけに限らず、ほぼすべてにおいて、独創的なアイ

    ジョージ・ルーカス、ハリウッドには「独創的なアイデア」がなくスタジオは想像力を欠いていると発言
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    toraba 2024/05/26
  • 「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀

    2023年11月30日に発売されたNintendo Switch向けソフト『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~』(以下、『豆狸のバケル』)は、グッド・フィールが開発した3Dアクションゲームである。そう、元「がんばれゴエモン」のスタッフが立ち上げた会社が、まさしくかつてのゴエモンのような新作ゲームを作ったのである。 筆者にとってもグッド・フィールは今でも印象深いデベロッパーで、『ヨッシークラフトワールド』はかなり楽しんだ。もちろん、幼いころ「がんばれゴエモン」シリーズを遊んだこともある。特に好きなのは『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』だ。友人とサスケを奪い合ってミニゲームをやり込んだものである。 さまざまな層にリーチしそうなゲームであり、ゆえに『豆狸のバケル』もいくらか注目を集めるはず……と思っていたのだが、想像より反響が少ない。ほかの人気作と発売時期が被ったとい

    「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀
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    toraba 2023/12/12
  • なぜ『F-ZERO 99』はレースゲームとバトロワを「次の高み」に乗せたと言えるのか?

    ならば、書かねばならない。『F-ZERO 99』がレースゲームとバトロワを「次の高み」に乗せたと言える理由を。 「リスクとリターン」を中心に据えた見事なルール 『F-ZERO 99』は、1990年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『F-ZERO』にバトロワ要素をかけあわせた新作である。 ルールはシンプル。99人のプレイヤーが同時にレースを行い、1位を目指すというものだ。しかし、互いのプレイヤーは当然ながら邪魔をし合うわけで、トップになるのは容易ではない。 基システムで特に秀逸なのが画面右上にある「パワーゲージ」だ。これはプレイヤーの体力であると同時に、ブーストゲージでもある。なくなればブーストができなくなるだけでなく、ほかのマシンにやられてしまう可能性が出てくるわけだ。 虹色のものがパワーゲージ。その下にあるのが「スカイウェイ」を使用するためのゲージだ(詳しくは後述)。 パワーゲージ

    なぜ『F-ZERO 99』はレースゲームとバトロワを「次の高み」に乗せたと言えるのか?
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    toraba 2023/10/02
  • 「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE」はなぜ議論を呼んだのか?野原一家が見せた平成の欺瞞と敗北

    記事には、『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』のネタバレが含まれる。 「クレヨンしんちゃん」の新作映画であり、劇場用作品としては初めて3DCGで制作された『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』について、さまざまな意見が飛び交っている。 実際に私も作を鑑賞して、もやもやしたものが後に残った。映画館を出て、エスカレーターを降りながら私はこのもやもやの理由を考える。この映画は『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』と同じ轍を踏んでいるのではないか、というところまで考え、映画館のエスカレーターを降りながらスマートフォンの電源を入れる。画面に現れたニュースを見て、私はハッとする。それは、2025年の大阪万博のパビリオン建設が難航しているというニュースだった。見出しを読んで、私はこのもやもやの最も

    「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE」はなぜ議論を呼んだのか?野原一家が見せた平成の欺瞞と敗北
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    toraba 2023/09/01
    平成はあらゆる構造を『改革』し続けた時代。https://youtu.be/kc4P--XqqJ4?t=1656
  • 今後任天堂が追求すべきは「斬新なギミック」ではなく「コンシューマ機におけるSteam」ではないか

    任天堂プラットフォーム(Nintendo Switch(以下Switch)の「次世代機」を含む)の将来の姿は、どのようなものになるのでしょうか? 6月23日に開催された任天堂の株主総会では、質疑応答を通じて、おぼろげながら次世代機への言及がなされました。それは「ニンテンドーアカウントによって引き継ぎできることが望ましい」といった発言でしたが、具体的な姿は不明確なままでした。 筆者は、次世代機がどの時期に登場するにせよ、それは「コンシューマ機(CS)におけるSteam」のようなプラットフォームを目指すべきだと思います。 具体的には、「独自の斬新なギミックを採用するのではなく、Switchを順当にスペックアップさせる」、「Switchとソフトウェアライブラリを統一させる」という2点を追求すべきだと考えています。以下、記事では、この点を掘り下げます。 これまでの任天堂のゲーム機に「斬新なギミッ

    今後任天堂が追求すべきは「斬新なギミック」ではなく「コンシューマ機におけるSteam」ではないか
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    toraba 2023/07/24
    梅原大吾「簡単には関われない」ウメハラも体感した任天堂のすごさ。https://youtu.be/VTL__gCDhkY
  • なぜ大企業バンダイナムコスタジオがインディーゲームを作るのか?その裏にはゲーム産業の大きな課題があった

    「あれ? なんで日の大企業が開発したゲームがインディーゲームとして出ているの?」ここ数年のあいだ、インディーゲームが好きな人、またはインディークリエイターの方がしばしば考えることではないだろうか。 いまのインディーゲームは既存ゲーム産業のビジネスモデルに対するindependent(独立)というより、広大なゲーム産業のサイクルに収まっているのが現状かもしれない。その結果「大企業側がインディーゲームを開発する」という、ジャンルの語源を考えれば不思議な出来事まで少なからず起きている。 その意味でいま興味深いのがGYAAR Studioだ。これはバンダイナムコスタジオの新しいゲームレーベルであり、比較的小規模なタイトルの開発を行っている。開発したタイトルのパブリッシングはインディーゲームを取り扱うPhoenixxが担当するなど、まさに大企業によるインディー展開を体現していると言える。 それだけ

    なぜ大企業バンダイナムコスタジオがインディーゲームを作るのか?その裏にはゲーム産業の大きな課題があった
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    toraba 2023/04/13
  • ゲーマーはなぜNFTが嫌いなのか?

    「自分が実際に触れたことはないけど、やたら目にする流行語」の代表格であるNFTはゲーマーの身の近くに迫っている。ゲーム会社が新たなビジネスとしてゲームに関連したアセットやアイコンをNFTアートとして販売するだけでなく、大手ゲーム会社がNFTゲームの研究を進めたりベンチャー企業がNFTゲームの開発・運営を始めたりしていることは連日のように報道されている。 地域によってNFTゲームへの反応はさまざまだ。日ではまだNFTゲーム自体がそこまで注目されていないため、日のゲーマーはNFTゲームに対して肯定も否定もしようがないといったところだが、欧米圏のゲーマーとゲーム開発者は明確にNFTを敵視して排斥しようとしている。いったいなぜこんなことが起きているのか、そもそもNFTゲームとはなんなのだろうか? NFTとはなにか? 非代替性トークンことNon-Fungible Token、通称NFTはブロック

    ゲーマーはなぜNFTが嫌いなのか?
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    toraba 2022/08/04
  • 『犬王』レビュー: “異端児”を描くのに古いロックみたいなカウンターカルチャーを持ち出すのは正しいのか?

    稿には映画『犬王』編の内容に大きく触れる記述が含まれますのでご注意ください。 ジャンルを変えてしまう人物は謎に満ちていることが少なくない。アーティストの裏側をインターネットからSNS、動画サイトで溢れる情報から推測できてしまう現代と、情報が限られていた昔は違う。謎は守られ、謎が芸事の評価に繋がった。謎によって異質さが生まれ、異質さによって既成のジャンルを書き換えていったのだから。 まさしく『犬王』とはそんな謎の人物についての物語である。古川日出男の原作『平家物語 犬王の巻』を元に、猿楽能(現代の能楽)で革新的な舞を見せた能楽師・犬王の生涯を描く。湯浅政明監督らしくただの歴史劇ではなく、なんとロックオペラとして、革命的な人物を描いてみせる。 しかし実際の映画を観るとひっかかりを覚えた。日の伝統芸能となった能楽をロックやダンスで描く奇策は湯浅監督ならではだし、犬王の異様さを表現するのに

    『犬王』レビュー: “異端児”を描くのに古いロックみたいなカウンターカルチャーを持ち出すのは正しいのか?
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    toraba 2022/05/29
  • 『サイバーパンク2077』家庭用ゲーム機版はなぜこんなことになってしまったのか? CD PROJEKT REDが正直に明かす

    日、投資家向けの質疑応答にて、CD PROJEKT REDはそもそもなぜこのような状態になってしまったのかについて説明している。「前世代機ユーザーのフィードバックは我々の予想をはるかに下回っています。CD PROJEKTは全身全霊を注ぎ込んで最高のゲームを届ける会社であるはずなのに、なぜこんなことになってしまったのか?」と同社のCEOであるAdam Kiciński。 同氏は声明文にて、以下のように述べている。 3度の延期を経て、取締役会はとにかくゲームを発売することに執着しすぎていました。問題のスケールや複雑さを軽視し、前世代機で洗練された体験を届けるために時間が必要だというシグナルを無視してしまいました。これは間違ったアプローチでしたし、我々のビジネス哲学に反することでした。さらに、作を宣伝する上でPC版を中心にゲームを見せてきましたが、これによって、長年にわたって築き上げてきた我

    『サイバーパンク2077』家庭用ゲーム機版はなぜこんなことになってしまったのか? CD PROJEKT REDが正直に明かす
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    toraba 2020/12/16
  • 中国全国で映画『モンスターハンター』公開中止!原因は人種差別表現?

    映画『モンスターハンター』は中国で12月4日に公開されたばかりだが、その直後に全国で上映が中止された。原因は作品内の人種差別的なセリフに起因しているようだ。 ゲームシリーズ「モンスターハンター」は中国でも非常に人気の高いフランチャイズで、その映画版も注目を浴びた。映画『モンスターハンター』の全米公開が12月25日で、日では2021年3月に封切されるが、12月4日にリリースされた中国は世界で最も作の上映が早い国の1つである。 ところが、公開翌日の12月5日から、全国での上映が中止された。中国映画館などで掲示されている作のポスターは「管理当局からの通知を受け、12月5日より映画『モンスターハンター』は公開中止になります。すでに販売されたチケットは払い戻しとなります。再公開の日程につきましては、後日お知らせ致します。ご迷惑をお掛けしたことをお詫びすると共に、ご理解頂けますようお願い致しま

    中国全国で映画『モンスターハンター』公開中止!原因は人種差別表現?
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    toraba 2020/12/06
    日本人は在日朝鮮人を差別する民族だから自業自得・・・。https://togetter.com/li/1630058
  • 『天穂のサクナヒメ』インタビュー!手塩にかけてこだわったコンボアクション&稲作シム

    11月12日に発売予定の『天穂のサクナヒメ』は鬼と闘う爽快なコンボアクションと、日古来の米づくり要素を取り入れた和風アクションRPGだ。美麗なグラフィックスで描かれる和風の世界観や爽快なアクションの作は、今年のgamescomでゲームプレイ動画公開されたこともあって、世界から注目を浴びる日ゲームだ。 作の開発を手掛けるえーでるわいすは同人ゲームを制作するサークルとして出発している。『花咲か妖精フリージア』や『アスタブリード』といった作品で知られ、これまではコミックマーケットでの作品の頒布を行った後に、Steamやコンシューマで作品を展開してきた。だが今回はマーベラスの販売のもと、最初からPS4とSwitchというコンシューマをターゲットにし、全世界でリリースされる。日同人・インディーゲームとしては2020年最大の期待作と言えるだろう。 そこで今回、作がどのような過程で開発さ

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    toraba 2020/11/10
  • アメリカの開発スタジオはいかにして時代劇風の侍ゲームを作ったのか?『Ghost of Tsushima』開発者インタビュー

    IGN JAPANのレビューで9点を獲得し、世界各国のメディアでも高く評価されている『Ghost of Tsushima』はすでに、PS4のスワンソング(最後の傑作)と呼ばれ始めている。1274年の対馬を描き、侍を主人公にした「時代劇風オープンワールドゲーム」である作。大きな特徴はなんといっても、アメリカの開発会社であるサッカーパンチ・プロダクションズが、日を舞台とした作品を手掛けたことだろう。 インタビューでは、『Ghost of Tsushima』のクリエイティブ・ディレクターであるネイト・フォックス氏がどのような時代劇に影響を受けたのか、『Ghost of Tsushima』でどのようなゲームを目指したのかなどについて訊いた。さらに、SIE JAPANスタジオの日語版制作チームが作にどのように貢献したのかも伺った。 まずはフォックス氏が日歴史や侍に興味を持ったきっかけに

    アメリカの開発スタジオはいかにして時代劇風の侍ゲームを作ったのか?『Ghost of Tsushima』開発者インタビュー
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    toraba 2020/07/19
  • 噂されている実写映画『キャッツ』の“肛門問題”の新事実が判明――「奴隷のように」働かされたVFXアーティストが監督を非難

    実写映画『キャッツ』についての記事は二度と読むものかとあなたは思っているのかもしれないが、3月に暴露され、ソーシャルメディアで「“肛門カット版”を公開しろ!(Release the Butthole Cut!)」という鬨の声を引き起こした作の肛門のVFX編集に関して、興味深い新事実が最近明かされたのだ。 2019年の最悪の映画と言われ、派手な興行的大失敗を記録した『キャッツ』は、3月にデジタル版がリリースされた。“クソ映画”のファンから変わった好事家まで、この機会にトム・フーパー監督の失敗作を鑑賞し、Twitterで自分の感想を述べている。マリファナをキメて作の視聴体験をTwitterで実況したセス・ローゲンもその1人だった。 ソーシャルメディアを怒りで満たしたSNS投稿は、ローゲンのツイートだけではない。自身も映画制作を手掛けるベン・メクラーが『キャッツ』を理解するために是が非でもそ

    噂されている実写映画『キャッツ』の“肛門問題”の新事実が判明――「奴隷のように」働かされたVFXアーティストが監督を非難
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    toraba 2020/04/10
  • 格ゲーは対人戦が一番楽しい―― それは「格ハラ」する側の言い分だ。『UNDER NIGHT IN-BIRTH』で1人用格ゲーをはじめよう

    なぜ新作の格闘ゲーム(以下、格ゲー)が発売するたびに「格ゲー初心者の心構え」が話題にあがるのか。そんなもの、わかりきっている。対人戦をしなければよいのだ。 『The King of Fighters '98』(Google Play版) 柔道では練習初日に乱取り(自由に立ち技を掛け合う稽古)をしない。危ないからだ。筆者の体験では、まずは受け身の型を学び、正しい投げ方(と対応する受け身の取り方)を身につけた。もちろん基礎体力の向上もとりくみ、体の事故を防いでいった。言うまでもなく武道にたずさわる精神も学んだ。正面に礼、お互いに礼。 eスポーツでも事故はある。心の事故だ。圧倒的な力量差。プレイスタイルの相性。わからん殺し。プレイ中の挑発行為。ゲーマーコミュニティ。それら不快感との向き合い方に失敗すると、ゲーミング人生にかかわる事故がおきる。それなのに、なぜ、格ゲーを始めて1週間もたたないうちに

    格ゲーは対人戦が一番楽しい―― それは「格ハラ」する側の言い分だ。『UNDER NIGHT IN-BIRTH』で1人用格ゲーをはじめよう
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    toraba 2020/02/17
  • 「つくづく思った、映画は勝てない」――押井守、『DEATH STRANDING』を語る

    およそ5分の動画のなかでビジュアルや世界という方向から切り出した押井は、ゲームという形式から考えると多くのゲームが根幹に据える戦闘をメインにしなかったことを「大きな賭けだったと思う」と表現。それを理由に『DEATH STRANDING』を小島の仕事のなかでもっとも質的、密度が高そうと形容した。また、「こういうものを作ってほしいけど、同時に長生きもしてほしい」と笑みをこぼす場面も。 著名な映画監督である一方で、ゲームファンとしても知られる押井守。その口からは「映画は勝てない」といった言葉も出ているが、詳細は動画で見てほしい。公開時には対応していなかった字幕も、現在は追加を行った。 『DEATH STRANDING』は、IGN JAPANのレビューで10点中9.5というスコアをマークしている。

    「つくづく思った、映画は勝てない」――押井守、『DEATH STRANDING』を語る
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    toraba 2019/11/16
  • SF史に残る(べき)ゲームたち:第23回『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』――「歴史修正」の善悪と功罪

    今回は、2017年に発売され、国内外で高い評価を得た日RPGである『ドラゴンクエストXI』を扱う。「えっ、ドラクエはSFじゃないじゃん」と思われる方が圧倒的多数だと思われるが、この連載ではファンタジーもSFの仲間として(科学技術が日常にあふれ出してきた時代において、科学技術を作中に取り入れたフィクションであるSFと、拒絶し「自然」を虚構的に取り戻そうとしたファンタジーとは、表裏一体の関係にあるものとして)論じてきたので、その観点から作も論じさせてほしい。 あえて「SF」と呼ぶとすれば、作は「時間SF」だろうと思う。科学的な理屈付けや装置そのものは登場しないが、時間を行き来する内容は、『イースⅧ』や『時をかける少女』などがそうであるように、SFが紡いできた物語群の影響下にあるものと思われる。「過ぎ去りし時を求めて」という、プルーストの文学作品『失われた時を求めて』へのオマージュをサブ

    SF史に残る(べき)ゲームたち:第23回『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』――「歴史修正」の善悪と功罪
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    toraba 2019/04/15
  • アメリカと日本のアニメーションが混ざり合う――『スパイダーマン:スパイダーバース』アニメーター・Hiroya Sonoda氏インタビュー

    2019年3月8日より、全国で公開が始まった『スパイダーマン:スパイダーバース』(以下、『スパイダーバース』)。オリジナルのスパイダーマンである、ピーター・パーカーの死というショッキングな物語から始まり、複数の次元からやってきた、様々なスパイダーマンたちの冒険を描いたアニメーションだ。 作の特徴は、他の次元からやってきたスパイダーマンを表現するために、主人公それぞれのデザインやアニメートが異なることだ。メジャータイトルでありながら、アバンギャルドな表現も多く含んだアニメーションである。そんな作がどんなふうに制作されたのかを、『スパイダーバース』に参加したアニメーターであるHiroya Sonoda氏(@Mike_sonohilo) にうかがった。 「何をしてもいい。とにかくカッコよくしてくれ!」と言われた制作現場 ――『スパイダーバース』、アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞、おめ

    アメリカと日本のアニメーションが混ざり合う――『スパイダーマン:スパイダーバース』アニメーター・Hiroya Sonoda氏インタビュー
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    toraba 2019/03/11
  • eスポーツフォトグラファー大須晶インタビュー「プレイヤーであり続けるからこそ、最高の一瞬を自分は見逃さない」

    格闘ゲームプレイヤー大須晶。『バーチャファイター2』から、強豪プレイヤーとして名を馳せている彼は、現在も格闘ゲーマーとして前線に立ちつつ、eスポーツフォトグラファーという写真家としても活躍している。 インタビューに応じた大須晶氏。 東京都中野にあるRed Bull Gaming Sphere Tokyoにて、2019年2月1日から行われている写真展「FIGHTING GAME COMMUNITY」は、彼自身初の個展であると同時に、世界で初めてのeスポーツをテーマとした写真展でもあるため、多くのゲーマーに取って大変興味深いイベントではないだろうか。 ここに飾られている写真はどれも、ただ単に会場の熱気を伝えるだけに留まらず、格闘ゲーマーたちの勇姿や、一瞬垣間見せる多様な感情が入り混じった表情、癖のある仕草などが浮き彫りになっている。 風景や人物など、あらゆるジャンルで活躍する写真家は、撮影対象

    eスポーツフォトグラファー大須晶インタビュー「プレイヤーであり続けるからこそ、最高の一瞬を自分は見逃さない」
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    toraba 2019/02/05
  • おお振りに影響を受けた青春ADV『Butterfly Soup』日本語版が公開!ガールmeetsガールwithベースボールの名作

    Japan

    おお振りに影響を受けた青春ADV『Butterfly Soup』日本語版が公開!ガールmeetsガールwithベースボールの名作
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    toraba 2019/01/12
  • 中華娯楽週報 第40回:“BL同人誌”で懲役10年!中国の性表現規制とLGBT事情(後編)

    こんにちは!「香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー」こと歐陽です。中国・香港・台湾を含む中華圏のゲーム映画、アニメなどの情報を発信し、社会事情を分析するコラム「中華娯楽週報」。読者の皆様のおかげで、昨年1月にスタートしたコラムは年を跨いで、編第40回を迎えるときが来た。年末には過去の1年間の中華娯楽事情を総ざらいした大晦日の回に加え、中国の年越し番組で、政治や世相を反映する“世界最大”の国民的TV番組「春晩」を紹介する特別号を公開したが、その前の12月25日には中国土でアダルト向けのボーイズラブ(BL同人誌の関係者らが懲役10年の厳罰を言い渡された事件(作者のペンネームを冠して「天一同人事件」と呼ばれる)を取り上げ、中国および香港・台湾を含む中華圏の性表現規制について案内した。2019年の最初の回は、その後編として、中華圏のLGBT事情を紹介しておきたい。 BL同人誌への厳しい取り締まり

    中華娯楽週報 第40回:“BL同人誌”で懲役10年!中国の性表現規制とLGBT事情(後編)
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    toraba 2019/01/08