2015年02月11日17:45 by jyoshige ピケティ狂想曲を俯瞰的に眺めてみよう カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。 「21世紀の資本」において格差の拡大と固定化に警鐘を鳴らしたフランスの経済学者、トマ・ピケティが来日し、注目を集めています。おそらく誰でも一度くらいは氏のインタビューや講演情報を目にしたはず。やはり日本人も格差というキーワードに敏感になっているのでしょう。 とはいえ、ピケティというめったに釣れない超高級魚のさばき方をみていると、日本社会のリアルな実像が垣間見られてなかなか興味深いものがあります。というわけで、今回はピケティを通して見えてくる日本社会について考察していきたいと思います。 ピケティという鏡に自分の見たいモノを見い出す人たち 今の日本で多少なりとも政策に関心のある人は、だいたい以下の3種類に分類できます。 1.現状維持してほしい人々