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2019年8月7日のブックマーク (1件)

  • 書評:富永京子(2019)『みんなの「わがまま」入門』左右社 | odahajime.jp

    『みんなの「わがまま」入門』は,社会運動をあえて「わがまま」と表現し,中高生を主たる読者として想定するという2点において異色の社会運動入門書である。著者の富永さんから出版記念パーティーにお招きいただいているのだけど,ちゃんと感想を書いていなかったのでまとめておきたい。中高生向けのの感想ではあるのだが,以下の文章は容赦無しに大人向けの(もっと言えば同業者向けの)論評であることをお断りしておきたい。 「わがまま」という表現は適切だろうか このが啓蒙書として成功しているかどうかは,社会運動と日常語であるわがままがどの程度接点をもっていて,このアナロジーが説得的であるかどうかに依存するだろう。たとえば「わがままボディ」を「社会運動ボディ」と言い換えたら意味が通らなくなってしまうように,「社会運動」と「わがまま」とは常に入れ替え可能な言葉ではない。両者の共通点がどのくらいあるか,それを説得的に書

    書評:富永京子(2019)『みんなの「わがまま」入門』左右社 | odahajime.jp
    torologue
    torologue 2019/08/07
    上野千鶴子氏は社会運動をわがまま扱いされては困ると言っていて,本書のように社会運動≒「わがまま」と表現するのがよかったのか,いや社会運動とわがままの距離感を考えるという構成にした方がよかったのか悩む。