「東京ヴェルディ」。古くからJリーグを知る人の中には、このクラブ名を聞くと、「強豪クラブ」「スター集団」といったイメージが思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないかと思います。ヴェルディは開幕当時、「ヴェルディ川崎」(ホームスタジアムは等々力陸上競技場でした)としてキングカズこと三浦知良、ラモス瑠偉、武田修宏、北澤豪、柱谷哲二といった日本代表の中核を担う多くのプレーヤーを擁し、初代Jリーグチャンピオンに輝くなど、Jリーグのトップの人気を誇るクラブでした。 しかしながら、そうしたきらびやかな時代も今は昔、現在のヴェルディは当時とは全く違ったクラブになっています。この10年でJ1に所属していたのは2008年の1シーズンのみ。ホームスタジアムである味の素スタジアムの入場者数は数千人程度で、同じ東京にあるFC東京には大きく水をあけられている状況です。 そんなヴェルディですが、久しぶりにホームゲームを訪
