日本では、メディア報道も含めて以前はビットコインなどを指して「仮想通貨」と表現するのが一般的でした。 「仮想通貨」という表現をいつだれがどのような文脈で使い始めたのかはとりあえず置いておいて、インターネットで使う「バーチャル」なもの(大抵ネガティブで見下したカノテーションがあります)、という意味合いでしょう。 しかし、資金決済法の改正(令和2年5月1日施行)によって、去年(2020年)から法令上、「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されました。よって、現在、日本の大手メディアでは、「暗号資産(仮想通貨)」というカッコ付きの表記が使われています。 金融の規制や法的な観点からすると、確かに「新たな資産クラス」という意味で、「暗号資産」、という呼び方は正しいと言えます。まぁ、金融当局からすると、「法定通貨との誤解を生みやすい」から「通貨」とは呼びたくない、というのが本音なのかもしれませんが。 た