「走り」の魅力アピール=スポーツ車に再参入−自動車大手 「走り」の魅力アピール=スポーツ車に再参入−自動車大手 自動車大手が相次いでスポーツ車市場に再参入する。トヨタ自動車が今春、小型スポーツ車「86(ハチロク)」を投入。ホンダも2005年に生産中止したスポーツ車「NSX」の後継モデルを15年にも北米で売り出す方針だ。将来の市場を担う若者の車離れに歯止めをかけようと、車が持つ「走り」の魅力をアピールする。 トヨタは昨年12月の東京モーターショーで、今年春に発売する小型スポーツ車「86」を公開した。資本提携先の富士重工業と共同開発した低重心の後輪駆動(FR)車で、トヨタとしては1999年発売の「MR−S」以来13年ぶりのスポーツ車の新顔となる。 「86」は、同社の豊田章男社長が訴えてきた「楽しくなければ車ではない」との信念を具体化。若者らに「運転する喜び」を実感してもらい、自動車市場の活