監督自ら主演を務めた『大日本人』『しんぼる』から一転、3作目にして松本人志が初めて裏方に徹した映画『さや侍』。 その時、主役の座を明け渡されたのが、松本が素人をいじり倒す異色のバラエティー『働くおっさん劇場』(フジテレビ系)にレギュラー出演していた野見隆明氏。それは、繋がらない携帯電話から伸びたストラップを胸ポケットからプラプラと垂らし、足りない前歯を見せニコニコしていた素人のおじさん。 劇中では、切腹を逃れるために連日”30日の業”を行い、慌しい日々を演じていた彼だが、現実ではどんな毎日を過ごしているのだろうか。松本との出会いで人生が一変した54歳の、意外な日常がインタビューで明らかとなった。 ――野見さんこんにちは! 映画公開以降、どんな生活を送っていらっしゃるんですか? 野見隆明氏(以下、野見) 今日はね、草むしりしてから、シクラメンの根が上に出てきちゃったんで、それを土にちゃんと埋