この記事では「コールド・リーディング」というテクニックを紹介したい。これは相手に無意識のうちに自分を語らせ、情報を引き出すというもので、上手く使えば、超常的な力によって情報を当てたかのように思わせることができる。 コールド・リーディングの「コールド」には、「冷たい」という意味の他に、「事前準備なしに」という意味がある。つまりコールド・リーディングとは、事前準備なしに相手の情報を読むこと。事前に調べて準備しておく場合は「ホット・リーディング」という。 基本は「釣り」 コールド・リーディングの基本は「釣り」である。エサとなるのは「キーワード」で、このキーワードの反応を見ながら、当たりが釣れるのを待つ。 たとえば、「あなたは最近、失ったものがありますね」と言ったとしよう。この場合、疑問文のように文末を上げる感じで言うと、相手は引っかかりやすい。 「ええ、妻が最近亡くなりまして」とか、「親友とケン
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