日本テレビ系の人気アニメ「名探偵コナン」(月曜後7・30)が、今年で放送開始から10周年を迎えた。9日には、これを記念して2時間半のスペシャル「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」(後7・00)を放送する。原作者の青山剛昌(ごうしょう)に、10周年の感想などを聞いた。(福田淳) 高校生探偵の工藤新一が、「黒の組織」の開発した毒薬を飲まされ、体が縮んで子供の姿になってしまう。彼は「江戸川コナン」と名乗り、変わらぬ頭脳で難事件を解決していく――。 原作の漫画は、1994年1月に週刊少年サンデー(小学館)で連載が始まった。すぐに人気を集め、96年1月からアニメ化された。放送回数は昨年末までに424話、平均視聴率は16・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録している。 青山は、「スタート時は、こんなに続くとは全く思っていなかった。もって3か月かな、と」。「『コナンと同じ年だったのに、新一に