今回からは、Bridgeパターンを取り上げよう。Bridgeという名前から、あるコンポーネントとあるコンポーネントをつなぐパターンであることは想像がつくと思う。ただし、前回取り上げたAdapterパターンとは違うものになる。 Bridgeパターンとは Bridgeは、ある機能を実現するとき、その実装を分離するパターンだ。複数の実装方法が考えられるときに、そこにアクセスするためのクラスと、実装を行うクラスを分離する事で、変更や拡張をやりやすくするものだ。 GoF本で取り上げられている例は、クロスプラットフォームのウィンドウシステムだ。たとえば、X Window System、Mac OS X、Windowsといった異なるプラットフォーム上で、横断的に使用することのできるウィンドウシステムを考える。いくつかの機能は、プラットフォームとは独立した形で実装できるだろう。だが、実際にウィンドウを表示
ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田 覚氏による好評連載。今回はパソコンの善し悪しの“差”について。同じCPUやメモリー、HDDを使い、同じソフトが入っているパソコンに差が付くのはどうしてなのか? 戸田氏が導き出す結論とは? 毎シーズン、多くのパソコンを見続けてきた。そこでつくづく思うのが「どうしてパソコンの善し悪しに、ここまでの差が出るのか」という疑問だ。そもそも、パソコンは多くのパーツが共通である。特に中身に関しては、ほぼすべての部品がメーカーの垣根を越えて同じだと言っていい。ソフトウエアも基本的な部分は一緒である。 同じCPUやメモリー、HDDを使い、同じソフトが入っているパソコンに差が付くのだから不思議だ。 特に差が大きいのがノートだ。実際に使ってみると「何でこんなに使いづらいんだ」と思う製品がゴロゴロしている。今回はあまりに強烈な内容なので、具体的な製品名は控えるが、「日経ベストP
電車内でiPodを楽しんでいる風景は珍しいものではなくなった。最早生活の一部と化したといってもいい。iPod登場によってミュージックライフはどのように変化したのか、また、今後iPodに何を期待するのかを音楽制作現場に詳しく、自身もアーティストであるサエキけんぞう氏に聞いた。(聞き手:涌井 健一朗、写真:中島 正之) ──iPodの登場により、音楽を制作する立場として変化はありましたか。 サエキ氏:時代が楽曲中心主義に戻ってきているところがありますね。iPodやiTunesのシャッフル再生機能で1曲1曲をバラバラに聴くようになったので、“1曲の出来”が問題になってきたと思います。CDアルバムを普通に曲順通りに聴くことは少なくなりました。 ――近年ベストアルバムが多いのは、楽曲中心主義を広めたiPodの影響でしょうか。 サエキ氏:実はiPod人気が本格的になる前に、売れ筋の曲を集めた「NOW」
私は,これまで20年間に何度かの転職と兼職を経験して,数種類の名刺を使わせていただく貴重な体験をしました。創業間もないベンチャー,誰もが知っている大手金融機関,地元と業界でだけ著名な老舗中小メーカー,ネットメディアのライター,大学の講師,NPO(非営利組織)法人や商工会議所の役員…。 私個人は何も変わっていないのに,名刺ひとつで待遇が随分と変わった経験を味わったことも少なくありません。総じて,所属団体が著名で大きいほど,そして役職が高位であるほど,相手の態度が一変するケースが多いようです(仕事柄,いつも私がTシャツ姿なので軽んじられていることもありましょうが)。 しかし,メール時代,ブログ時代になって,名刺交換から始まるおつきあいは減りつつあります。昔のように「名刺の力=会社+役職の力」だけで貴重な出会いが生まれたり,良好なコミュニケーションが育まれたりすることが難しくなりつつあります。そ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く