将棋電王戦第2局・佐藤四段vs.ponanzaの対局は、141手でponanzaの勝利に終わった。これで人間対コンピューターの戦いは1勝1敗の五分になった。対局の速報はこちらをご覧ください。 さて、今回対局を将棋会館で見ていた山崎バニラさんによる観戦記を、まずお届けします。 まず、昨年12月に行なわれた第2回電王戦開催記者発表の質疑応答で私は質問しました。詳しい内容はその時の記事をご参照ください。 第1局を制したプロ棋士・阿部光瑠四段と違い、第2局の佐藤慎一四段には対戦するコンピュータは貸し出されていませんでした。事前にコンピュータの個性を研究できるかどうかは勝敗に大きく関わるはずです。この点、第3回電王戦が開催されるのであれば、ある程度規則を設けるのか、このまま開発者の意思に任せるのか、運営の判断を待ちたいと思います。 事前に貸し出すか否かは開発者が“研究”を重視するか“勝敗”を優先する