「AKIRA(アキラ)」などで知られる漫画家・映画監督の大友克洋さん(60)の原画を基にした陶板レリーフが3月、東日本大震災から4年を迎える宮城県の仙台空港に飾られる。宮城県登米市出身の大友さんは「復興の力になりたい」と話す。 レリーフは3日、制作する静岡県熱海市の工房で披露された。縦2・8メートル、横8・7メートルで、中央の子ども(金華童子)が金魚のロボットにまたがり、両側に風神と雷神を従え、荒波を乗り越えていく構図だ。 タイトルは「金華童子(きんかどうじ)風神雷神ヲ従エテ波濤(はとう)ヲ越ユルノ図」。自然の脅威を乗り越える躍動感を描いたという大友さんは「小さい子が興味を持ち、親子で震災と復興の話をするきっかけになれば」と願いを込めた。レリーフには「迫力がすごい。陶板ならではの色の深みがある」と語った。 大友さんは2014年春、全国… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きを