毎週月曜日の午後2時から1時間は私にとって楽しみだが試練のときでもある。今取り組んでいる開発プロジェクトの定例オンライン会議があり、3人の開発者が進捗を報告し、分からない点を質問し合う。私はもっぱら聞き手に徹している。 70歳の私にとってなによりも楽しいのはプログラムを書くことである。開発する対象がこれまでになかった新しいものであるとますます楽しくなる。今つくっているのは「Halu」と名付けたローコード開発ツールで、その開発言語にPythonを採用している。私が調べた範囲では日本で初めてのものになるはずだ。 開発メンバーは皆、30代の女性でシステム開発の世界に入って1人は8年目、もう2人は4年目になる。若手があれこれ苦労してプログラムを書いている様子を見聞きし、相談に乗るのはプログラミングと同じくらい楽しい時間だが1点だけ、ひたすら我慢している。 開発の具体策について口を出さないという約束