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ブックマーク / golden-lucky.hatenablog.com (16)

  • SNSの居心地をよくする - golden-luckyの日記

    2023年、Twitterは名目上消失しました。 ずっとMastodonとFacebookに馴染めなくて困っていたのですが、Blueskyのアカウントを作れたことでなんとか救われました。 いまのところBlueskyは自分にとって「居心地がいいSNS」になっています。 Blueskyの居心地をよくするうえで自分にとって役立った機能として「フィード」と呼ばれるものがあるので、これについてpyspa Advent Calendar 2023 - Adventarの一記事として書かせてもらおうと思います。 フォローするアカウントを増やすの難しい プラットフォームが押し付けてくる投稿は微妙だけど… タイムラインをアカウント単位で作るものといつから錯覚していた? 「とかを読む」フィードを作った フォローするアカウントを増やすの難しい SNSで自分がふだん目にするコンテンツの大半は「他のアカウントをフ

    SNSの居心地をよくする - golden-luckyの日記
    toya
    toya 2023/12/12
  • ラムダノート第8期を迎えました - golden-luckyの日記

    2015年12月に自分で出版社を立ち上げたとき、うっすらと決めていた覚悟は、「ひとまず10年は続ける」でした。 それまで15年くらい、技術系版元として歴史も規模もそこそこある出版社で企画編集をやっていたので、「だいたい何部くらい売れれば一人ならっていける」といった程度の雑な算段はあったものの、かっちりした事業計画があったわけでもなく、「まあ、しばらくは前職の退職金をいつぶしながら最初の何冊かを作ればいいかな」などと気軽に考えながら、むかし作ったの読者だったり有識者レビュアーだったりでお世話になっていた時雨堂という会社に遊びにいき、そんな浮ついた起業計画を雑談のつもりでしたら、社長の @voluntus に「お金出すよ」と言われ、「えっ」って戸惑っているうちに税理士さんを紹介してもらい、定款ができて、気づいたら ラムダノートという出版社 ができていました。 あれから満7年。2022年1

    ラムダノート第8期を迎えました - golden-luckyの日記
    toya
    toya 2022/12/12
  • 本の原稿のバージョン管理を始めて20年たちました - golden-luckyの日記

    の編集ではテキスト原稿のバージョン管理しか勝たん」という信念を押し通してきて、そろそろ20年近くになりました。厳密には19年くらいだと思うので、タイトルは誇張です。 久しぶりに編集者にとってのバージョン管理に言及したくなったので書いてみました。 目次です。 なんで「テキスト原稿のバージョン管理」の話をしなくなったか 「誌面レイアウトしたPDFとか紙に赤字を入れる」で編集するのもう無理… そこでテキスト原稿のバージョン管理 具体的にどうすればいいのさ 前提からつらつら書いていたらやたらに長くなりそうだったので、全部捨てて書き直したのに、それでもそれなりに長くなってしまった。 最後の節に書いた「 「原稿の移り変わり」を管理するのではなく、「原稿にありうる無数の可能性」を管理する 」というヒントだけでも持ち帰ってもらえればうれしいです。 なんで「テキスト原稿のバージョン管理」の話をしなくなっ

    本の原稿のバージョン管理を始めて20年たちました - golden-luckyの日記
  • 出版社の編集者は何をする人なのか - golden-luckyの日記

    かつては出版社の中に編集者という職業があって、著者に執筆を依頼したり、そうして書いてもらった原稿を取りに行ったり、誤字脱字や「てにをは」を矯正したり、漢字や送り仮名の表記を出版社のルールに従って統一したり、それを印刷製する指示を出したり、そういう仕事をしていました。 誰もが自分のSNSを持ち、ブログのプラットフォームで記事を公開し、中には自分で印刷製しての形にして売買している現代、「自分で文章を書いて世間に出す」のに出版社は不要です。いわんや編集者をや。 自分は出版社を作り、そこで編集者をやっているので、この「出版社も編集者も不要」という世界で何をすべきかという問題についてよく考えます。毎度たどり着くのは「必須ではないけど不要というほどでもない」という答えなんだけど、特に「不要というほどでもない」に対する根拠をあまり明確にしてきていない気がするので、少し言葉にしてみようと思います。

    出版社の編集者は何をする人なのか - golden-luckyの日記
  • ラムダノート第5期の出版活動の個人的ふりかえり - golden-luckyの日記

    設立からあっという間に5年が経過し、さらに出版で収益が出るようになってから4年が経とうとしている(最初の1年間ちょっとは何もを出していなかったので)。 既刊の点数も10を超えた。 なんとなく、この第5期は、気づいたら出版社としてのトンネルを1つ抜けた一年だったように思う。 第5期は、2の新刊単行と、1の『n月刊ラムダノート』を発行した。 『徹底解説 v6プラス』 『Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち』 『n月刊ラムダノート Vol.2, No.1(2020)』 新刊2冊は、思いがけず企業さんとのタイアップという形で実現した企画だった。 といっても、どちらも著者を見ればわかるように、技術を解説するという点で妥協はない。 むしろ「第三者視点では外に出ることがあまりなかった情報」を書籍という形で世に出せたことが個人的には大きいお仕事だった。

    ラムダノート第5期の出版活動の個人的ふりかえり - golden-luckyの日記
  • 独学でプログラミングを勉強した自分がこれは役に立ったなと思っている本 - golden-luckyの日記

    今ではプログラミングできないわけではないけど、そういえばプログラミングは完全に独学と言っていい。 いや、大学では数学をやっていたので、FortranとかLispはちょっとやった。 なので「完全に独学」といったら嘘になる。 それでも、いま仕事で使っているコンピューターの知識は、基的にすべて書籍を通して独学したものだ。 そこで、自分が何のを読んでプログラミングを実務で使えるくらいにはなれたのか、アフィリエイトと宣伝を込めつつちょっと振り返ってみてもいいかなと思って走り書きしてみる。 テキストフィルターを書きまくるとこから始めるといいと思う プログラミングぜんぜんやったことない人が「プログラミング完全に理解した(ダニング・クルーガー的な意味で)」という実感の端緒を得るまでには、まず「テキストフィルタを書きまくる」のがわりと近道だと信じている。 コンピューターを使うことがインターネットを使うこ

    独学でプログラミングを勉強した自分がこれは役に立ったなと思っている本 - golden-luckyの日記
  • 2010年代に日本のインターネットでいろんな事業をいい感じにやってきた会社から2020年代へのヒントをもらえる本を作った - golden-luckyの日記

    半年ぶりの新刊です。『Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち』です。紙とPDFがセットになった直販サイトはこちら。 Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち(紙書籍+電子書籍) https://www.lambdanote.com/products/engineers-in-voyage さて、今回の新刊、いろいろ疑問を呼ぶタイトルかもしれません。 「なぜ VOYAGE GROUP?」 「なぜ t_wada?」 「なぜ宇宙船?」 「答えは書で!」と言って済ませることもできるのですが、ここで少し「個人的」なふりかえりをして何となく答えた気分になっておこうと思います。 なぜ VOYAGE GROUP? なぜ t_wada? なぜ宇宙船? で、結局のところどういうなの? 気合い入ってます なぜ VOYAGE G

    2010年代に日本のインターネットでいろんな事業をいい感じにやってきた会社から2020年代へのヒントをもらえる本を作った - golden-luckyの日記
  • みんなが出版社になれるのか - golden-luckyの日記

    の編集者は何をしているのか」を書こうとしていて、もう何か月もまとまらなので、とりあえず「出版社が何をしているのか」を書いておきます。 素朴な出版社のイメージ=中間搾取者 出版社そのものは販売網ではない 販売網への窓口は出版社の機能のごく一部 出版社=売り物のの専門家 まとめのようなもの 素朴な出版社のイメージ=中間搾取者 とくに出版業界に興味がない人からみた出版社のイメージって、おおむね「著者と読者の間にいるやつ」という感じだと思います。 絵にするとこんな感じ。 著者の立場からすると「を出すときにお世話になる会社」で、読者の立場からすると「著者が書いたを書店で買えるようにしてる会社」ですね。 この絵のイメージで出版社を捉えると、「原稿からを作るコストはかかるだろうけど、中間にいるだけでの売り上げの大部分が懐に入るのか。やはり既得権益は強いな」という印象を抱くのではないでしょう

    みんなが出版社になれるのか - golden-luckyの日記
    toya
    toya 2020/02/27
  • プログラミングとは ― 最強のカレーレシピ ― - golden-luckyの日記

    「うちの学校でもついにプログラミングの授業が始まったよ」 「それは興味深いね。どんなふうに教えてるの? やっぱりScratchとか?」 「Scratch? ああ、プログラミング言語のことか。プログラミング言語は使わなくていいんだよ」 「え?」 「小学校で学ぶプログラミングっていうのは、プログラミング言語を覚えさせることが目的じゃないからね。システム思考力とかロジカルシンキングって聞いたことあるだろ?」 「あるかないかでいったら、あるよ」 「プログラミング言語みたいなのは、単なる技術だ。それは仕事で必要な人だけが覚えればいい。子どもたちに教えるべきことは、プログラミング言語みたいな技術じゃなくて、システム思考やロジカルシンキングの延長といえるプログラミング的思考なんだよ」 「プログラミング的思考っていうのが、システム思考やロジカルシンキングとどう違うのか、いまいちよくわからないんだけど…」

    プログラミングとは ― 最強のカレーレシピ ― - golden-luckyの日記
    toya
    toya 2019/08/25
    「コンピューターを使うことを前提に問題をプログラミングで解決するという行為には、たぶん君が思っている以上に、プログラミング言語とコンピューターそのものに対する勉強が必要なんだ…」
  • 『n月刊ラムダノート Vol.1, No.2』を読むべき1つめの理由 - golden-luckyの日記

    『n月刊ラムダノート』の話をいろいろしたいのだけど、どこから話せばいいのかわからないので、Lispの話をします。 昔、といってもほんの10年ちょっと前のことですが、日でLispが流行った時期がありました。 「プログラミング言語のパワーには絶対的な差が存在する。その頂点に立つのがLispだ」と言って憚らない『ハッカーと画家』というが2005年に出版され、それを読んだ多くの人が「よろしい、ならばLispだ」と思ったのです。 まあ、ほかにもいろいろな理由があったのだろうし、流行に関係なくLispを使い続けている人はたくさんいたし、いまでもぼくを含め多くの人がLispを日常的に使っているけれど、『ハッカーと画家』の影響によるちょっとしたLispブーム、というのは確かに起きていたと思います。 で、この『ハッカーと画家』を翻訳したのが川合史朗さんでした。 その当時、ぼくは同書を企画した部署にたまた

    『n月刊ラムダノート Vol.1, No.2』を読むべき1つめの理由 - golden-luckyの日記
    toya
    toya 2019/07/29
    そうなんだ……「ぼくの仕事は書籍の編集者なんですが、書籍の編集者というのはXMLをよく扱います」
  • 技術書の技術を軸に技術書について想いを馳せた話 - golden-luckyの日記

    ここでいう「技術書」というのは、「IT系の技術周辺を扱った」のこと。この意味における「技術書」の界隈では、近年、「技術書典」という同人誌即売イベントが年二回のペースで開催されている。これは文字通りの祭「典」で、わずか6時間という短い開場時間に、数百人からなる同人誌の書き手とその作品を貴ぶ1万人の買い手が集結する。 IT系の技術ではソフトウェアが占める役割が大きく、ソフトウェアというのは技術的な変化が激しい。そのため、技術に関する情報を伝える手段にも、俊敏性とか即応性が求められる。紙の書籍というのは、一般にはそういう性能が低い、リジッドなパッケージである。それなのに紙の同人誌技術情報の手段として尊ばれるのは、一見すると不思議な現象ではる。技術情報のアウトプットが目的であれば、自分ではてなブログに書いたり、Qiitaに書いたりでいいのでは? にもかかわらず同人誌の書き手と読み手が尽きないと

    技術書の技術を軸に技術書について想いを馳せた話 - golden-luckyの日記
  • ラムダノートという出版社を作って3年が経ちました - golden-luckyの日記

    ラムダノートという出版社を作って3年が経ちました。 www.lambdanote.com この12月から、会社としては第4期に突入です。 3年もすれば中学生は高校生になるわけで、それなりに感慨があります。 そこで、pyspaアドベントカレンダーという場を借りて、ちょっとふりかえりをしてみることにしました。 の紹介はよくやるけど、会社の紹介はあまり積極的にやってないので、そのつもりで書いたものです。 第1期(2015年12月-2016年11月) 出版社なのでを作って売りたいわけですが、は自然には生えてきません。 前の会社に在職中から独立に向けた準備を進めるような計画性があればよかったのですが、当になにも準備しないまま音楽性の違いで辞めたので、起業した最初の年は当然ながらラインナップがゼロでした。 そんな状態でも起業に踏み切れたのは、時雨堂の@volantusが凄腕の会計事務所を紹介し

  • ■ - golden-luckyの日記

    note.mu 言いたいことは、すごくよくわかる。でも、残念ながら、「読まれるテキストとは、読み飛ばせるテキストである」というのが圧倒的に正しい。だから、「読まれるテキスト」を考えるなら、元記事のように、「読み飛ばせるテキストにするにはどうするか」っていうのをスタートにしたほうがいいとおもう。 読み飛ばせるテキスト、ぜんぜん悪いものじゃないよ。読み飛ばすような内容もないのが、悪いテキスト。ちなみに、内容がないけど読み飛ばせないテキストっていうのが最高ですね。 そもそも、段落をちゃんと構成しなきゃいけないのは「読み飛ばせる」ようにするためだ。そういう構成ができているテキストを読むっていうのは、情報を取り入れるための最速な手段だといえる。 「あ、これ、ちゃんと分かりたいし、ちゃんと読まないと絶対に分からないやつだ」という人は、読み飛ばしたあと、読みなおしてくれる。だから、そのときに困らないよう

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    toya
    toya 2017/12/19
    「そもそも、段落をちゃんと構成しなきゃいけないのは「読み飛ばせる」ようにするためだ。そういう構成ができているテキストを読むっていうのは、情報を取り入れるための最速な手段だといえる」
  • ■ - golden-luckyの日記

    blog.jnito.com 同書の制作の舞台裏がとてもよく伝わってくる、すばらしい記事だった。 すごくよくまとまっているので、未読だけど書籍体もしっかり書かれているのだろうなと感じた。 で、制作の舞台裏があまりにも伝わりすぎたので、おれにもひとこと言わせてという気持ちが抑えられず、2点だけ突っ込ませてほしい。 まず、「紙のの制作は完全にウォーターフォール」という文字列を見て、どうしようもなくアンビバレントな感傷に飲み込まれてしまった。 というのも、まさに「おれたちの紙のづくりはウォーターフォールではない」という発表を、いまを遡ることちょうど10年前にしていたから。 イテレーティブでインクリメンタルな技術書の作り方 from guest38a0d4 www.slideshare.net あれから10年間、それなりに商業的にも成功するタイトルをイテレーティブかつインクリメンタルに作って

    ■ - golden-luckyの日記
    toya
    toya 2017/12/17
    (簡単なことではないのはわかっている上で)索引作ってみたい。索引必要だろこれ!っていう本に索引がないとがっくりする
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    名が知れている人であれば出版社を使わずに自分で印刷製して流通させたほう儲かるかもよという記事(もはや出版社より同人誌のほうがいい時代じゃないですかねっていう|yuukee|note)があって、人やジャンルによってはもちろんそうだよね、西野氏の話が引き合いに出されてるから、そういうジャンル(どういうジャンル)のだと特にそういう傾向あるよねと思って読んでたら、なんと「技術書とかハウツー」が想定されていたらしく、まさにその技術書というジャンルで、これは西野氏がやったような無料公開みたいなのが数十年前から事例としてあったようなジャンルで、そのジャンルで出版社(編集者じゃないよ)をやっている身としては、おまえいま「技術書とか」って適当に言ったろ、という気持ちになりました。 そこそこの出版社で3000部とか印刷してすぐに重版がかかるは、3000部がぜんぶ売れたから重版するんじゃなくて、市中在庫

    ■ - golden-luckyの日記
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    ある出版社が電子書籍の直販サービスを一方的に打ち切るというニュースが今日あり、自分は前にその出版社で編集者をしていて、打ち切られることになった電子書籍の直販サービスにもわりと近いところにいたし、たぶんぼくが作ったいたは、その電子書籍の直販サービスでいまだにとてもよく売れているはずで、それなのにどうやら著者や訳者に一切の連絡もなく打ち切られたらしく、まあ、一カ月前にくだんの直販サービスを立ち上げたぼくの先輩であるフルスタック編集者がやめたことを考えると、遅かれ早かれこうなるのは目に見えていたので、このニュース自体にまったく驚きはなかったんだけど、こうやってその日がくると、あのときの編集チームを社内政治にからめてつぶした人たちにはほんとうにあきれるし、当時のポジティブな気持ちとか、誇らしさとか、楽しさとか、そういうのを思い出してしょっと憤慨するし、でも、こうしてぼくは自分で編集チームをまた持

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