阪神園芸初の女性グラウンドキーパー 夏の甲子園で「最高の夢舞台に」 3枚 「全国高校野球選手権」(6日、甲子園球場) 雨天で30分遅れとなった開会式前、グラウンドに敷かれたシートを取り外す作業の中に、髪を結んだ女性が一人。甲子園球場のグラウンド整備を担当する阪神園芸で、初の女性グラウンドキーパーとなった石躍(いしおどり)奈々さん(23)だ。 重いシートを折りたたんで運ぶと、トンボかけ、ライン引きと、同僚とともに流れるように仕事をこなした。今夏が自身初の甲子園。「球児の夢の舞台。最高のグラウンドに整備するのが仕事」と作業する姿には喜びが満ちあふれている。 兵庫県西宮市出身。武庫川女子大まで甲子園のお膝元で育った。自身は小学校時代に男子の中でプレーしたサッカー少女で、中高大と全国大会に出場。GKとして活躍したが、大学1年の時に頸椎(けいつい)を痛めて選手を断念した。 昨春大学を卒業し「(大学は