埼玉県朝霞市の少女(16)が昨年3月、2年ぶりに保護された誘拐事件で、未成年者誘拐と監禁致傷、窃盗の罪に問われた寺内樺風(かぶ)被告(25)の判決公判(松原里美裁判長)は、被告が不規則発言を続けたため言い渡しが後日に延期された。常軌を逸した言動は病気のせいなのか、演技なのか-。主なやり取りは次の通り。 《午前10時半ごろ、寺内被告は「キエー」というような奇声を上げ、実在するパチンコ店の名前を言いながら入廷。「私はオオタニケンジでございます」「イエス、イエス。イッツカミング、ワッツ…」などと英語とみられる言葉を話し着席した》 松原裁判長「前に出て証言台へ」 寺内被告「私ですか」 《寺内被告が証言台へ》 松原裁判長「名前は」 寺内被告「オオタニケンジでございます」 裁判長「今いくつですか」 寺内被告「16歳です」