今日は日中気分が悪く、倒れて妙な夢ばかり見ていたのですが、日が暮れてから少しマシになったので、何かしら精のつきそうな話を。といっても、中国と朝鮮の交錯した延辺料理の店で狗肉を食うことについてはたびたびレポートしてきた(これとこれとこれ)当ブログですが、正直それほど小生は「韓国料理」として日本で直ちに想起されるようなメニューが好みではないので、食べに行った話ではありません。 日本文学史上屈指の料理に通じた人(どうも「美食家」「食通」という表現ではピンと来ない気がします)であるところの檀一雄に、『美味放浪記』という本があります。今でも中公文庫で発行されているようですね。小生は古書店でたまたま出くわして古い版を購入しましたが。 で、この本はもともと、交通公社の雑誌『旅』に掲載されていた文章だそうです。内容は大きく前半と後半に分かれ、前半は日本国内を、後半は世界各地を回り、土地土地の様々なものを食
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