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ブックマーク / yahara.hatenadiary.org (5)

  • 未来社会への第3の道 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    このタイトルで、4月9日に開催される日生物地理学会ミニシンポジウム「次世代にどのような社会を贈るのか?」で講演する。会場は立教大学。講演時間は40分程度で、質疑を入れて60分以内の時間をいただいた。 今日が講演要旨のしめきりだったので、下記のような要旨を書いて、依頼者のMさんに送った。 タイトルを先に聞かれたので、つい、おおげさなタイトルをつけてしまった。要旨を書こうとして、しまったと思ったが、あとのまつりである。 現代は、人類史における大きな転換点である。 科学・技術・芸術・スポーツ・教育・福祉・産業など、人類のさまざまな活動の水準を大きく規定しているのは人口と一人あたりの生産力である。両者はともに、環境から得られる資源の利用度に制約されている。産業革命以後の歴史において人類は、技術革新によってこの制約を次々に突破し、継続的な人口増加を実現し、さらに一人あたりの生産力を高めてきた。しか

    未来社会への第3の道 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
  • ゲド戦記 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    今日昨日は、修士論文の提出日だった。13日の金曜日に降って湧いた急務を片付けたあと、昨日から2人の修士論文の推敲に全時間を投入した。提出はいちおう済んだが、推敲はまだ続いている。幸い、2人とも良い仕事をした。データを補わずに、国際一流誌に投稿可能な水準である。もちろん、原稿はまだまだブラッシュアップが必要だが、磨けばよいだけだから、楽である。何とか年度内には投稿にこぎつけたいものだ。 ここ数日は、ブログを書く余裕すらなかった。さすがに疲れた。我ながら、頑強である。体力に感謝したい。しかし、こんな生活はどう考えても持続可能ではない。少し休養が必要だ。 さて、今日昨日の朝日新聞「ひと」欄には、「ゲド戦記」の宮崎吾朗監督が紹介されていた。顔写真ははじめて拝見した。なかなか良い表情、良い視線だと感じた。 「ゲド戦記」の映画化は、二重・三重の驚きだった。まず、この作品の映画化を原作者がよく承諾したな

    ゲド戦記 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
  • Brave New Ocean - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    指導的な海洋生態学者の中で、Jane Lubchenco とJeremy Jacksonは、実に対照的な二人である。Janeは、落ち着きを感じさせる女性研究者であり、アメリカ生態学会の会長をはじめとして、会長職を歴任している人物である。おそらく対立をできるだけ避けて、チームや組織をまとめることに努力する人なのだろう。Jeremyは、長髪の男性で、長い髪を後ろで束ねたその風貌から、アウトロー的な雰囲気が感じられる。話してみると第一印象とは違ってとてもフレンドリーなのだが、しかし、自分の信念を語ることをためらわない人である。 Brave New Oceanと題した基調講演で、Jeremyは「昨日、Janeがとても美しい話をした。しかし、科学者が社会に語りかけ、市場がうまくはたらけば、海は元通りになるだろうか」と切り出した(注:原文をメモする余裕がなかったので、かなり意訳していると思う)。 続い

    Brave New Ocean - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
  • ハリケーンと温暖化:不確実性にどう向き合うか? - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    理系白書ブログの元村さん曰く。 7月にNOAAが今シーズンのハリケーン予測をしていたけれど、「例年より上陸数が多く、威力も増す」との内容だった。今のところ、うれしくないけど大当たりというところか。 地球温暖化と結びつける人がいるけれど、どうなのだろう。 これに対して、「何でもかんでも地球温暖化、それも二酸化炭素原因説ですまそうとする風潮は困ったものです」というコメントが出ている。 確かに、地球温暖化と二酸化炭素の因果関係は十分に立証されているとは言えない。また、地球の大気温度が上昇しているとしても、それが海水の温度上昇にどれくらい寄与しているかは、定かではない。海水の温度上昇自体は、観測されている傾向だが、それがハリケーンや台風の発生にどの程度影響しているかについても不確かさがある。このように、環境問題は不確かさに満ちている。 不確実性にどう向き合うか? この問題については、先日の「遺伝子

    ハリケーンと温暖化:不確実性にどう向き合うか? - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
  • Google Scholarと九大図書館のサービスが連携 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    千歳空港についたが、次の札幌市内・円山ターミナル行きバスの発車まで40分あまり待ち時間があるので、メールをチェックしたあと、九大のウェブサイトの情報をチェックしていたところ、耳寄りの情報を見つけた。 日初! Google Scholarと図書館のサービスが連携しました。 2005年5月31日(火) :調査サービス係 学術情報検索エンジンであるGoogle Scholar [BETA] (http://scholar.google.com/)と大学図書館サービスのリンクが、日で初めて九州大学で実現しました。 Google Scholarの検索結果から附属図書館のサービス(きゅうとLinQ)を表示させることで、九州大学で利用できる電子ジャーナル、蔵書検索などをナビゲートします。 やるじゃんか! これは便利だ。すでに、Web of Scienceからは、LinQを通じて九大図書館の電子媒体と

    Google Scholarと九大図書館のサービスが連携 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
    traverse
    traverse 2005/06/24
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