※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 絶滅してしまった生き物にスポットを当てた『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』(192ページ/税別1000円)。7月19日にダイヤモンド社から発売された同書が、13万部突破のベストセラーとなっています。 『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』 同書は、さまざまな理由で地球から消えていった生き物の「絶滅原因」を紹介する図鑑。「パンダに負けて絶滅しました by ギガントピテクス」「やみくもに上陸して絶滅しました by イクチオステガ」など、絶滅に至った過程や原因を生き物自らが語ります。 【目次】 油断して、絶滅 やりすぎて、絶滅 不器用で、絶滅 不運にも、絶滅 絶滅しそうで、してない パンダに負けて絶滅したギガントピテクスさん やみくもに上陸して絶滅したイクチオステガさん 川から
原書のタイトルを直訳すると「過去を抜栓する」。酒と人類の壮大な物語を描いた本だから、いかにも香り立つようでおしゃれだ。翻訳タイトルは『酒の起源』。もちろん『種の起源』のオマージュだ。こちらも素敵。 版元の白楊社は2016年に『酒の科学』という本を出版していた。こちらの原書タイトルは「プルーフ」。プルーフにはアルコール度数だけでなく、印刷前のゲラという意味もある。こちらもウィットに富んでいて楽しい。 酒をテーマに選ぶ研究者や編集者たちは、酒に酩酊効果だけではない、アートを感じ取っているからかもしれない。タイトルがおしゃれというだけでなく、本文もグラスを片手にゆったりと読めるように工夫されている。本書も例外ではなく、要所に図版や地図が使われていて、考古学者とともに世界を旅している気持ちになる。 『酒の起源』は中国、チグリス・ユーフラテス、中央アジア、地中海、新世界、アフリカという世界史に現れて
「うれしいっちゃ、うれしいです。 でも、賞が欲しくて小説を書いている人なんていないだろうし、結果的に受賞できたのはよかったかなという」 気負わず飄々と、マイペース。7月18日に第159回芥川賞を受賞した高橋弘希さんのスタイルは、どんなときも一貫している。 受賞決定直後に開かれた記者会見でも、涙を見せたり声をうわずらせることなど一切なし。受賞の感想を聞かれると、冒頭のように応答した。 結果を待つあいだの様子を問われれば、 「とくに期待せず、ふつうに待っていました。受賞したら会見に出ないといけない、20時までに会場に来るよう言われたので急いで移動して、今ここに引っ張り出されている感じです」 受賞作『送り火』は青森が舞台。高橋さん本人が小さいころに暮らしていた土地でもあることから、その影響について記者から質問が飛んでも、 「青森で過ごしたことが作品に与えた影響は、じつはあまりないんじゃないかと思
――これまでさまざまな作風の作品を発表し、過去、芥川賞に4回、直木賞に今回を含め2回ノミネートされています。2015年、『夏の裁断』が芥川賞の候補になった後で、ツイッターで「今後はエンタメ誌でがんばります」と宣言されていましたね。あえて宣言したことは、ご自身にとってもよかったですか。 島本 はい。やっぱりジャンルをひとつに絞ったことで、自分の中ですごくシンプルになったところがあります。 ミステリーは書けないと思っていたが…… ――『ファーストラヴ』は、スリリングなミステリとして一気に読ませる内容です。女子大生、聖山環菜が父親を刺殺したとして逮捕され、この事件のノンフィクションを書くことになった臨床心理士の真壁由紀が、環菜や周囲の人々に話を聞いていく。環菜の複雑な心理が浮かび上がる展開ですが、この話の出発点はどこにあったのでしょうか。 島本 10代の頃からいろんな臨床心理の本を読んでいました
図書館向け電子図書館システム「TRC-DL *1」のアクセシビリティ(障害者等の使いやすさの程度)について、『図書館雑誌』2018年6月号に本会の関わりに言及した記事*2が掲載された。そこで、本会の「TRC-DL」に対する見解をここに明らかにしておきたい。 結論から言えば、本会は現在の「TRC-DL」のアクセシビリティを評価していない。 2015年に本会は、立命館大学IRIS、大日本印刷、図書館流通センター等が実施した実証実験に協力した。これはこの取り組みが、電子書籍がアクセシブルな媒体となることをめざすプロジェクトであり、本会としても視覚障害者の読書の可能性を大きく広げる絶好の機会と考えたからである。 実証実験の結果、参加者からは音声読み上げやデータの読み込み、ビューワの使用感等、全体に評価は低く、多くの課題が明らかになった。本会としてはこうした意見を参考に、システムの改善がなされ、「T
県立図書館(盛岡市)で収集している東日本大震災関連の資料を学校や自治体に貸し出すサービスの利用が伸び悩んでいる。2016年度に開始したが、認知度は低く、これまで依頼は1件のみ。図書館は「震災の記憶の風化防止や防災教育に役立ててほしい」と利用を呼びかけている。 未曽有の大災害に関する様々な記録を保存するため、震災7か月後の11年10月から県民に呼びかけて書籍や行政資料などの収集・公開を進めている。これまでに書籍約6500点、ポスター・チラシ類約1万6000点、雑誌約6400点が寄贈され、一部は館内の「震災関連資料コーナー」で閲覧・貸し出しが可能になっている。 被災者の手記をまとめた書籍など市販されていない資料が多く、住まいや就労に関する相談会の案内チラシといった復興や生活再建の過程を学べる資料もある。図書館では中学・高校の防災教育や自治体の風化防止対策などの参考にしてもらおうと、資料約30点
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