釧路市中央図書館（釧路市北大通１０、新釧路道銀ビル３〜７階）が３日、オープンした。開館を待ちわびた市民らは真新しい館内を巡りながらさっそく活字に親しみ「広い」「雰囲気が良い」などと評価していた。釧路市出身の直木賞作家桜木紫乃さん（江別市在住）のトークセッションでは桜木さんが６階に併設された釧路文学館や地元への思いなどを語った。 トップページへ

釧路にゆかりのあった元日本出版学会会長の故吉田公彦さんと元相模女子大学教授の故八重子夫人の蔵書の一部が、釧路市中央図書館に寄贈され「吉田文庫」として一般に貸し出しされている。オープンした３日、東京や神奈川に住む長女らが同館を訪れ、「釧路で活用してもらえたらうれしい」などと語った。吉田公彦さん（１９３０〜２０１５年）は出版社の編集者で日本エディタースクールを創設し出版人の育成に尽力。夫人の八重子さん（１９３３〜２０１３年）が図書館の指定管理を担う「くしろ知域文化財団」副理事長の佐藤薫さん（リラィアブル専務）の姉という縁もあり、今回の寄贈が実現した。 トップページへ

みんなでつくる図書館に―。２０１８年２月３日オープン予定の釧路市中央図書館の蔵書充実のため、広く寄付を募ろうという「釧路市中央図書館開館記念事業協賛会」（足立功一会長）が発足、３０００万円を目標に募金活動を始めた。活動期間は来年１０月までを予定。集まった善意で児童図書１万８０００冊と地域資料１５００冊を購入する予定。同協賛会では「次代を担う釧路の子供たちのために協力を」と呼び掛けている。 トップページへ

釧路市身体障害者福祉センター（川北町４）を拠点に目の不自由な人々のための録音図書（ＣＤ）を作成している釧路市音訳の会ともしび（会員５２人）が４０周年を迎え、記念誌を発行した。これまでに同会が作成した録音図書は１４０４冊に達し、日本点字図書館が管理しているネット上のサピエ図書館に所蔵され、全国のどこからでもダウンロードでき、同会の録音図書は１０月だけで延べ５６６人がダウンロードした。 トップページへ