臨時列車も運行され、説明会には大勢の人が詰めかけた=14日午前、奈良県桜井市、小玉重隆撮影俳優で考古学研究者の苅谷俊介さん=14日午前、奈良県桜井市、小玉重隆撮影 「卑弥呼がここにいたかもしれない」。3世紀前半では国内最大の大型建物跡が見つかった奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡(2世紀末〜4世紀初め)で14日、現地説明会が開かれた。古代史最大の謎、邪馬台国の所在地論争に影響する発見とあって、全国から約3600人の考古学ファンが訪れた。 未明から降り続いた雨は午前8時過ぎにあがり、説明会は予定通り午前10時に始まった。発掘現場そばのJR巻向駅には、説明会のため増発された臨時電車などで考古学ファンが到着した。 午前中は約1600人が集まった。一番乗りは大阪府東大阪市の派遣会社員、山本紀昭さん(40)。中学1年の長男と一緒に訪れた。「遺跡発掘の説明会に来たのは初めて。歴史的な発見なのでぜ