コンビニの24時間営業や食品廃棄の問題に、世の中の厳しい目が向けられている。ファミリーマートの澤田貴司社長は2016年9月の社長就任以降、サークルKサンクスとのチェーン統合に集中してきたが、今期からは加盟店支援に重点を置くと宣言している。従来のコンビニ事業の課題をどう打ち破るのか聞いた。 24時間営業や食品廃棄の問題に、世の中の厳しい目が向けられています。2016年9月の社長就任からこれまでに、コンビニを取り巻く状況はどう変わってきたのでしょうか。 澤田氏:コンビニは30坪強の面積に近隣住民が求めるものをそろえ、近代化が遅れていた個人商店にパッケージを提供することで、百貨店、GMSに続く成長モデルとして台頭しました。(同地域に集中的に出店する)ドミナント戦略も成功し、物流やマーケティングの効率化が進みました。 ただ、2010年代に突入してから、店舗が増えて過当競争に陥りました。すべて直営店
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